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ジョンソンズ・モーターカー
イースタン・ストーム
2010-11-03




あの嘉門洋子が・・・
ビックリ・・・



では、淡々とレビュー。

ご存知の方も多いと思われます、日本産のIRISH BAND、Johnsons Motorcar(ジョンソンズ・モーターカー)。

POGUESやらDropkick MurphysやらFLOGGING MOLLYやらのお陰で日本でも幅広いファンが居るIRISHやCELT、それを土台にしたPUNKなバンドの活躍も各方面で見られますが、本バンドはどちらかと言うとTRADITIONAL寄りに居つつ、ロック度数も高い演奏を奏でるという個性を持つバンドです。

上のジャケは2010年発売の『FUNKY DISCO HARDCORE』

※Johnsons Motorcarのオフィシャルサイトはこちら



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ブラフマンのスピンオフユニットとして各種イベントで活躍するOverground Acoustic Undergroundのフトンロに立ち、フィドル&ボーカルを担当するMartinがOAUに加入する前からやっている高速豪快アイリッシュバンドがこのJohnsons Motorcar

2010年リリースの本アルバムは、手売りだけでCD10,000枚を売り切ったそうです。
それってLIVEの威力が証明されているとしか言えないですよね。

何度かメンバーチェンジをし、2008年にアメリカ人のフィドルのマーティン、アイルランド人のギターのブラコ、日本人のドラムのリナマメという3ピースのバンドになり、現在はベースに劇団四季やセッションミュージシャンとして活躍するオーストラリア人のコールマンを迎え、4人編成で活動していて、最近では日本を飛び出しマレーシア公演なども行うという音楽も活動内容も飛ばしまくっているバンドです。

国内でも野外FESや東京以外のイベントにも出向き、知る人ぞ知る日本発のIRISHバンドなのであります。

かれこれ4、5年前になると思いますが、平日の真っ昼間に新宿の路上で鬼テクの外国人フィドラーが強烈なストリートLIVEを見かけた事が有ります。

駅前なんかで、たまにストリートLIVEを見かける事は有りますが、立ち止まるって事はめったに無くないですか?

鬼テクアイリッシュサウンドを奏でる3人組の前を通り掛かった時は衝撃を受けましたね。

「な、なんなんだこの人達・・・。ガチじゃないか・・・。一体だれなんや??」と。

それとは別にOverground Acoustic UndergroundのLIVEも2006年辺りからいろいろなイベントで見ており、「フロントのフィドルの外国人は一体だれなんや?」というのも頭に有りました。

ある時、ストリートで見たのがJohnsons Motorcarで、OAUのフォドルがJohnsons MotorcarのMartinだったのだな、と繋がってしまったわけです。

そのバンドを知るキッカケっていうのはどこに有るか分からないもので、繋がった瞬間に「あぁ!そういう事か!」なんていう感動は音楽聴いてる人にとっての楽しみでも有りますね。


さて、本作。
自らの売りでもある「高速豪快アイリッシュ」がそのまま詰め込まれた内容。

元BERT CRUSADERSのケイタイモがベース、Celectrixxのカツヤがキーボードに加わり、5人編成の豪華でハイクオリティーなアルバムに仕上がっております。

個人的に、CELTやIRISH TRADは大好きなのですが、ハマって聴いていたのは20代の半ば頃で、まだまだアゲアゲチューンを聴きたいお年頃。

TRADの大物アーティストの音源も聴きましたが、アルバムを聴いていてもアゲアゲダンスチューンってのはアルバム1枚内で1,2曲しか入っていない事も多く、AIR(スローな曲)や、JIG&REELでも「もうちょっとアゲて欲しいなぁ」という曲が多かったりして、物足りなさを感じることもしばしば有るわけで(もちろんそれはそれで魅力なんだけども)、そういうニーズに関してはバッチリ答えるのがこのバンド。

IRISH PUNK、CELTIC PUNK、FOLK PUNKとなると、ベースになるのが激しいロックサウンドになるわけですが、Johnsons Motorcarはディストーションギターに頼らずに「TRAD寄り、且つROCKノリ」というサウンドに仕上がっております。

収録曲はIRISHの伝統曲で固められ、地球上の他のIRISH系バンドと比較しても、堂々と胸を張れる個性を持ち勝負しております。

バンド名である「Johnsons Motorcar」って、IRISH REAL SONGとして知られる曲の名前だったりして、The Dublinersなんかも歌ってるんですが、由来はきっとここなんだろうな・・・。

フィドルはエフェクターを通し、コンピューターサウンドも見え隠れするサウンドも同系列のバンドを突き放そうとするアイデア&チャレンジ精神&個性がムンムン出ております。

そもそもCELTのTRADバンドってのは、短い曲を2〜5曲を組み合わせて1曲にしたりしますね。

これって、Aメロ、Bメロ、サビという定番ルールじゃないので、後半になるにつれてどんどんアガっていく、そう、人力トランスになる可能性があるダンスミュージックなのです。

IRISHとか括ってしまうのはもったいなくて、エフェクトのかかったトフィドルの音はROVOの勝井祐二的な摩訶不思議空間を感じたりもしますし、4つ打ちファンや、JAM BANDファンにもハマれる要素も有るのです。

曲の途中のリズムチャンジの瞬間は両手を上げて「フォーーー!!」と叫びたくなりますよ。


今現在のJohnsons Motorcar のLIVE、見てみたいですね〜






※4曲目収録「The Masons Apron/The Musical Priest」〜3曲目収録「27 years」〜2曲目収録「Redcrow/Tamlins/Gravelwalk」  Live @MOSAiC





※Live at ROKKO SUN MUSIC 2013






※新宿で私がたまたま見かけたストリートLIVEってこれだったのかな・・・







※The Dubliners - Johnson's Motor Car







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