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戦争。
ダメ。
ゼッタイ。
では淡々とレビュー。
個人的にそこそこ世界のいろんな音楽を聴いていると自覚しているため、このバンドを見つけた時に「うぉ!」と驚いたものです。
その名はキウイとパパイヤ、マンゴーズ。
上のジャケは2011年リリース『World Wide Locals & Our J Pop』、どうやら通算すると4枚目のアルバムになるそうだ。(1枚目のジャケがネットでは見当たらないので限定プレスの廃盤とかかな?)
※キウイとパパイヤ、マンゴーズのオフィシャルHPはこちら
音楽以外にも幅広く活動を展開し、キウイとパパイヤ、マンゴーズ(通称KPM)ではベースやザブンバ(低音打楽器)などを担当、パーカッショングループBAQUEBAなどでも活動をしている廣瀬 拓音氏が主催のグループ。
彼が作詞作曲を手がけており、KPMの頭脳的なポジションというわけです。
バンド名にフルーツの名前が並んでおりますが、神楽坂のお座敷で唄や三味線を披露する大橋キウイさん(拓音さんの奥様)がVOを担当し、LIVEではForro(フォホー)演奏特有のトライアングルもチンチロチンチロと奏でます。
ちなみに、昔は、メンバーにパパイヤさんとマンゴーさんも居たそうで、そこから付けたバンド名なのであろう。
私がこのバンドを知ったのは、2009年リリースの『TROPICAL JAPONESQUE』が発売された直後くらいで、大洋レコードのHPだったかと記憶しております。
絶妙にツボを刺激するジャケットワークに、紹介コメントの「Forro(フォホー)、台湾民謡、インド、ジプシー」などのワード、さらに「板橋発」を売りにした感じが「なんだこのバンドは!?」と音楽聴く前に衝撃を受けました。
ちょっと世間の様子見ながら、購入したアルバムは、もう1枚前のアルバム『キウイとパパイヤ、マンゴーズ』でした。
このアルバムの内容は予想に反して、爽やかな日本語女性VOのREGGAEアルバムでした。
どうやら、REGGAEを通過し3rdアルバム『TROPICAL JAPONESQUE 』から大きく方向転換したみたいです。
こうしてやっと辿り着いたのが『TROPICAL JAPONESQUE』、さらに2013年現時点での最新作『World Wide Locals & Our J Pop』なのであります。
実は、この2枚を買う前にKPMのLIVEは1度観た事が有ります。
日本でのLIVEもそこまで頻繁には行っていないようですが、2010年末に開催されたコロリダス主催のTROPというイベントでLIVEを初体験。
※TROPのレポートはこちら(KPMはトリでした)
類を見ないLIVEパフォーマンスでハート射抜かれ、CDも聴いて、ばっちりファンになってしまったわけです。
ブラジル北東部の音楽Forro(フォホー)を演奏する日本のバンドというだけで斬新なのに、紹介文の通り、世界のあらゆる土着的音楽を味付けにしたスタイルは、やろうと思っても出来ないだろうし、やろうと思うバンドも居ないのじゃないかと、そういう意味でもまさに日本でオンリーワン。
久保田麻琴氏は「Forro in the Dark がニューヨーク代表なら、KPMは極東代表ってところですかね。」というコメントも出しておりますね。(この2バンドの対バンが実現出来たら最高だなぁ・・・)
ギター、ベース、ドラムに三味線、カヴァキーニョ、トライアングル、バイオリン、アコーディオンなどなど。
LIVEによってサポート楽器も入るようで、そういう意味では2度と同じLIVEを体験するのは難しいのではなかろうか。
CDを聴いていていても「ん?これは一体なんの楽器だ?」というような仕掛けも盛りだくさんで、アイデアと攻めの姿勢もムンムン漂っております。
ちなみに、上のアー写を初めて見たのも2009年辺りなのですが、ここに写っているアコーディオンの女の子、「へ〜、こういうバンドに理解を示す感性を持った若い子が世の中には居るのだなぁ・・・」なんて関心していたら、後にそれはチャラン・ポ・ランタンの小春ちゃんだったと気付くという・・・
ジャケットにも正式メンバーとしてクレジットされております。
また、シタール&バイオリン担当の新井 剛氏は、最近話題になっているインドネシアの青銅打楽器「ガムラン」を取り入れ日本、アジア、アフリカの民謡を奏でる話題のユニットTAIKUH JIKANG 滞空時間に参加していたり、各メンバーの活動も注目したいところです。
国内では地方のお祭や、FUJI ROCK’05では苗場食堂に出演、海外では韓国、台湾、ポルトガル、オーストリアなんかのFESにも出演していて、間違いなく耳の肥えた音楽ファンの注目を集めるグループなのであります。
本BLOGを読まれる方はご存知の方はほとんどかと思いますが、中には「名前は知ってるけど、CDは聴いた事ないなぁ」なんて方ももしかしたら居るかもしれませんが、内容は文句ナシの日本代表なので、KPMのCDとLIVEには要チェックです。
という事で、そんなキウイとパパイヤ、マンゴーズが2013年9月1日(日)@六本木 新世界【Salud!!】に出演します。
国内でのLIVEは約1年ぶりだそうで、さらに産休中のVOキウイ姐さんが特別復帰!
これは見逃せない1日になりそうです。
※Salud!!の詳細はこちら
※本アルバム『World Wide Locals & Our J-Pops』ダイジェスト動画
※本アルバムの2曲目に収録、熊本民謡「おてもやん」カヴァー(LIVE)
※本アルバム3曲目に収録「五月の雨が上がったら」(LIVE)
※本アルバムの7曲目に収録「会いにいくよ」(アンオフィシャルPV)
Salud!!当日にこんなことになっちゃったりしないよな・・・まさかね・・・
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