Artemis


『Artemis』 [CD]


※amazonで詳細を見る



酒場という聖地へ、酒を求め、肴を求め、さまよう・・・
「吉田類の酒場放浪記」毎週月曜日、夜9時、BS TBSにで放送中\(^o^)/


では、淡々とレビュー。

2010年代の中盤くらいから日本でもRadiochago系の流れに乗っかるという絶妙なタイミングで「いま、フランスのディープ・サウスがおもしろい!」をキーワードにいろいろ紹介されているフランスのオクシタニア地方のアーティスト。

その中でも大人気なレゲエ系アーティストMassilia Sound Systemのメンバー、4MCのうちの1人、タトゥ氏による別ユニットが、このMoussu T Et Lei Jovents


上のジャケは2013年リリースのスタジオ録音盤のおそらく5作目に当たる『Artemis』

※全曲試聴はこちらから

※Moussu T Et Lei JoventsのオフィシャルHPはこちら
MTJ



私は2005年の1作目『Mademoiselle Marseille』しか聴いていないのですが、間を飛ばして5作目をGET。

正確に言うと、気付いたら2,3,4作目が出ていたという感じなのですが・・・

8年で5枚のアルバムってハイペース過ぎますよね・・・・

1作目の『Mademoiselle Marseille』は当時タワレコにも試聴が出ていたのを覚えておりまして、宣伝文句では「マヌチャオファンも注目!」的な魔法の宣伝文句に、注目せざるを得ませんでした。


Massilia Sound Systemのタトゥ(Moussu T)、そして同じくMassilia Sound Systemのギター担当のブルがバンジョー&カヴァキーニョを担当し、ブラジル・ノルデスチ出身のパーカッショニストが加わった3人が基本編成だそうで、LIVEではさらにパーカッションが加わるそうです。

日本で紹介されているオクシタニア音源で個人的におもしろい点はブラジル北東部の音楽への接近だったりもするのですが、ノルデスチのマンギビート代表格Cascabulho(カスカブーリョ)のVOだったSILVERIO PESSOA(シルヴェリオ・ペッソア)の2011年ソロ作『Collectiu Encontros Occitans』ではMoussu TやらLA TALVERAなどのオクシタニア系アーティストが多数参加していたりします。

また、Femmouze T (フェムーズ・テー)やNUXVOMICA(ニュックスヴォニカ)なんかはおもいっきりブラジル北東部の音楽、Forro(フォホー)をやっておりますね。

個人的にはこの2つの音楽が手を結ぶという感動は大きくて、魅了される原因の1つでもあったりします。

とりあえず、フランスのオクシタニア音源を激プッシュのメタカンパニーさんに上がってる音源は片っ端からチェックしたいものですね・・・



さて、このMoussu T Et Lei Jovents、そもそも1930年代のフランス・マルセーユの街に溢れる音楽(ブルース、ジャズ、西インド諸島、ブラジル)に影響を形にしたのだそうです。

オクシタニアとブラジル音楽の関係ってのも実は昔から存在するわけですね。

この辺のバックボーン聞くとワクワクしちゃいますね〜。


このMoussu T Et Lei Joventsの作り出す音楽は、どちらかというとエレクトロな音作りも取り入れたDANCEHALL REGGAE寄りのMassilia Sound Systemのスタイルとはちょっと違う方向の音楽で、生楽器中心でオーガニックな音作りと、「聴かせる曲」は、オクシタニアンのブルース的な解釈という感じでしょうか。

初期衝動的1作目『Mademoiselle Marseille』を聴いた感じだと、演奏だけ聴いている限り、フランスなのかどこなのか判断も難しいです。

バンジョーやパーカッションを使ったアナログ楽器の編成はアメリカンルーツ(カントリー等のマウンテンミュージック)やカリブ海の音楽を連想できますし、アフリカやヨーロッパの非メジャーな伝統音楽だと言われればそう思い込んでしまいますね。

まあ、そのゴッタ煮感とか個性的なセンスが楽しめるポイントなんですが。

さて、本作。
さすがに1作目と比べてしまっては色が違いすぎるのは仕方無いわけですが、通して何度か聴いたところ、洗練度数が高く、大きめのステージにも対応しそうなハイセンスな音作りだなぁと感じました。

ROCK寄りで踊れる要素の強い曲も散りばめており、曲によってはディストーションギターも使用しております。

そうかと思えば、アコギ&バンジョー&パーカスのみの無駄を削ぎ落としたような曲も入れ込むのですが、どれもしゃがれた哀愁VOICEと、キャッチーで切ないメロディーは、1度聴けば頭に残りますし、ツボに入る方も多いと思います。

個人的には1stのシンプル&オーガニックでもさり気なく踊れそうな感じが好きなので、あまり激しさは求めたくない気もしますが、アルバム全体としてのバラエティーさとしては幅は広いです。

何度か聴いていると、さり気なくビリンバウを入れてみたり、パーカッションや弦楽器も様々な種類を使い分けているのが見えてきて、噛めば噛むほど旨味が出て来る魅力が有ります。

単純に、2,3,4枚目のアルバムも聴いてみたいと思わすような、軸がブレずに安定感を保ったままの進化結果です。

これは是非ともLIVEを観てみたいですね。

と。
わざとらしく繋げつつ、ここでビッグニュース!

Moussu T e lei Joventsがめでたく来日決定!


9/26(木) 福岡 Rooms
9/27(金) 大阪 Conpass
9/28(土) 東京 Institut francais(旧東京日仏学院)
9/29(日) 東京  Institut francais(旧東京日仏学院)
9/30(月) 東京  場所未定


※詳細はFACEBOOKにて

東京のInstitut francais(旧東京日仏学院)の公演はおそらく無料LIVEです。

是非とも情報拡散して、奇跡の来日公演をみんなで盛り上げましょう!!




ランキング参加中。
たまにはクリックしてって下さいませ。
banner_02





※1曲目に収録の「Embarcatz !」のPV




※TOPページはこちら
※このBLOGについてはこちら
※サイトマップはこちら