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『Below the Bassline』
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たまに食べたくなるどん兵衛を、すこしでもカロリー減らしてやろうと、麺を鍋で茹でてみたところ、クソ不味くなりました。
要注意やで。
では淡々とレビュー。
FUJI ROCK'12出演アーティストをば。
ジャマイカンレジェンドとして、知る人ぞ知るギタリストなわけですが、私は最近知りました。
2012年現在で御年80歳のまさにレジェンド。
ジャマイカンオールディースは今でも世界各地で愛されている素晴らしい音楽なのですが、現役で活動していればみんなこの位の御年になってしまうという。
それでも、日本のFESで公演を行うという”熱さ”にはリスペクトするしか無いですね。
上のジャケは1996年リリース『Below the Bassline』。
※全曲視聴はこちらから
※Ernest RanglinのMYSPACEはこちら
50年代から海外で公演を行っていたほどのギタリストで、当時のジャマイカでは各サウンドシステム(移動式ディスコ・音響設備)が自作の音楽を作り始めたタイミングで、その頃にもErnest Ranglinが大活躍していたそうです。
1963年にはロンドンに渡り、有名JAZZ CLUBで現地ミュージシャンの度肝を抜き、SKAファンならご存知の世界中で大ヒットしたナンバー、Millie Smallの「My Boy Lollipop」(Island Records発)の制作指揮を取るという。
60、70年代を通しての活動暦としては同じくジャマイカンレジェンドであるPrince Buster、Leslie KongやUpsettersの一員としても活動。
あの、名門レーベルStudio Oneの作品に大きく関わるような演奏を数々行ってきたという。
という事は、個人的に最近知ったErnest Ranglinというアーティストの演奏が収録されている音源は我が家にゴロゴロしているという事なのである。
後も数々の楽曲参加を行いながらも、JAZZのプロジェクトを進行し、1996年にはIsland Recordsの創設者であるChris Blackwelと組んで出したのがこの『Below the Bassline』というアルバム。
参加メンバーはSAXにRoland Alphonsが、その他はよく知らないのですが、ちょいと調べてみるとJAZZ界やREGGAE界の凄腕ミュージシャンで固められている模様です。
どことなくREGGA、でもJAZZ。
ゆっくりな曲ばかりなんですが、どれもこれもクソかっこいい演奏ばかり。
知ってる曲もちらほら出て参ります。
Toots&The Maitalsの「54-46 (Was My Number)」なんかもやっております。
表に浮き出てくるのはErnest Ranglinの渋いギターソロなんですが、JAZZに入り込んでくるドラムのリムショットとか聴こえた瞬間はたまりませんね。
3拍目にリムショット打たれた日にゃあ・・・
私はエレキギターを持っている事は持っているのだけど、ディストーションかかってなんぼな若かれし頃に手にした楽器で、今は押入れの奥で冬眠中なわけで、ギターの上手さを語る事は出来ないのだけども、即興であろうフレーズを作り出す才能に長けているのだろうなとはすぐに感じるフレーズ。
もちろん、ギターだけではなく、ピアノやドラムも、個々の個性や発想が浮き出ていて、この組み合わせには”JAZZ”を感じます。
例えば、このメンバーで同じ曲をLIVEで演奏したとしても、全く同じにはならないわけである。
20歳そこそこでこのアルバムを聴いたら、受け入れられなかったと思うのだけど、今はこんなのがカッコイイと感じてしまうのであります。
FUJI ROCK'12では初日のFIELD OF HEAVEに出演。
FIELD OF HEAVENはPHISHを出そう!という直感でSMASHの日高大将が作ったステージ。
以後はJAM BANDが頻繁に出るステージというイメージになったわけですが、今年の初日はトリはToots&The Maitals。
JAMとは即興、即興という要素を含む音楽としてJAZZ、そしてトリがToots、この辺りの中間を漂うような演奏になりそうですね。
この流れの中にサラっとBIG NAMEを並べるSMASHにもRESPECTを送りましょう。
昨年のMARC RIBOTが予想以上にヤバかったんですが、そんなイメージが浮かんできますね〜。
もちろん今回はこのアルバムのメンバーとは違いますが、どうやらJAZZ系の凄腕ミュージシャンみたいですね。
これももう文句ナシで要チェックやで。
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※1曲目に収録の「Congo Man」(音だけ)
※本作2曲目に収録の「Surfin'」 (2011年11月、東京BLUE NOTEで行われたSly & Robbieとの公演)
※4曲目に収録の「Satta Massagana」 (LIVE with Monty Alexander)
※5曲目に収録の「54-46 (Was My Number)」(LIVE)
※11曲目に収録の「Below The Bassline」(音だけ)
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