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2012.5.13.日.
「トーキョー・ワッショイ!! VOL.1」
op & st 19:00
LIVE :
アラゲホンジ
秩父屋台囃子(川崎太鼓仲間・響ほか)
中野七頭舞(和太鼓・民舞きんたの会)
DJ:
大石始
風祭堅太
こんなイベントに行って来た。
もしかしたら「なんのこっちゃい」とお思いの方も居ると思います。
このイベントは、どうやら各種イベントでのDJや執筆活動でご活躍中で、『GLOCAL BEATS』も記憶に新しい大石始氏と、形容するのが難しい「ジャパニーズお祭り」系ごった煮ダンスミュージックを奏でるアラゲホンジというバンドが先頭に立ってスタートした日本の伝統音楽を新しいスタイルで盛り上げて行こうというイベント。
ん〜、なかなかないですよね、こういうイベント。
というか、やろうと決めたオーガナイザーサイドにリスペクトです。
この日の昼間は代々木公園でタイフェスティバルが有り、昼間からビール飲みながら、CARABAO(カラバオ)というタイの国民的バンドの音を浴びる。
プレーンプアチウィット(生きるための歌)というジャンルの大御所なんだそうだ。
※Carabao ( Noom Bao Sao Parn )
最初は遠くの方から聴いていたのでいまいちピンと来なかったのだけど、後半近くまで寄って爆音浴びてビジュアルも凝視してみると結構癖になる感じでおもしろかったです。
タイの伝統楽器も使っていて、言葉やメロディーも独特。
ステージ前はタイ人ばかりで、みんな大合唱しておりました。
大スターなんだろうな・・・
CD聴いてみたいです。
どこに売ってるんや・・・
というわけで、LIVEも終了間近、そろそろハチ公バスに乗っかって、青山に向かう。
OPENから少し経ったころに会場に入ると、DJは民謡を流しているという異様な空間。
青山民謡酒場ではターンテーブル使用で民謡DJを務めた大石始氏と、いろんなところで名前を目にするもプレイを聴くのは個人的には初となる風祭堅太氏がプレイ。
阿波踊りやLATIN meets 民謡、民謡DUBやソウルフラワーまで飛び出す選曲で会場のお客の脳をトロトロに溶かすという。
初めにステージに出てきたのは中野七頭舞の方々。

ステージバックの満月もハマってましたね〜♪
中野七頭舞とはどうやら岩手の伝統舞踊みたいです。
※中野七頭舞について詳しく知りたい方はこちら
綺麗なお着物を身にまとい、ステージ中央で踊るメンバーは若い!
アラゲホンジは昨年LIVEを見た事があるのでどういうものかは分かりますが、他の2組に関してはどんなものなのかイマイチ予想できず、かと言って特別予習もせずに臨んだわけですが、事前の個人的な勝手な予想としては「きっとおじちゃん&おばちゃんの渋い伝統芸能なんだろうな」なんて思うわけです。
違かった・・・
これは衝撃的な裏切り・・・
「我々は絶対に伝統を次世代に残して行くんだ!」という断固たる決意は、もしかしたらまだそこまで強く芽生えていないかもしれないけど、きっとそこには「うまく踊れるとかっこいい」「完璧に演奏できると気持ちいい」「お客さんが感動してくれると嬉しい」「俺たちかっこいい」という感覚は確実に有りそう。
ただ、テーマがHIP HOPやらREGGAEやら何やらの異国文化のものではなく、日本の伝統文化の中でのもの、ただそれだけの違いなんですね。
そんなようなことを想像しながら、ステージで美しく舞う演者さんを見ていると背中からゾワゾワっと鳥肌が立つわけです。
中野七頭舞は持ち時間は短かったため、すぐにDJタイムに移ります。
もちろん、日本の伝統音楽をベースとした選曲。
なんかこうDJもステージでのアクトも1本のラインに乗っかっているような感覚で、会場にはちょっと他では味わえない独特な空気が流れておりました。
そして、次にステージに登場したのが、秩父屋台囃子の方々。

埼玉秩父の伝統芸能を神奈川県・川崎で活動する「響」という和太鼓サークルが演奏するというアクト。
※「響」のHPはこちら
太鼓大好きな方々がいろんなスタイルで演奏するらしく、日本の各地方の伝統芸能をやるサークルみたいです。
要は「響」の活動を追っかけていれば、東京近郊に居ながら日本各地の伝統文化を体感できるという。
これは要チェックですね。
さて、この響が凄い。
「【お囃子(おはやし)】とは演奏する側が【囃し手】で、見ている方々が主役なんです!」という大変お勉強になるMCも入ってLIVEがスタート。
そもそも【囃す】とは、「手を打ったり、声を出したりして歌舞の調子をとる。」「囃子(はやし)を奏する。」「声をそろえてあざけったり、ほめそやしたりする。」という意。
ステージには大小様々な太鼓が並び、ステージの地べた直接座ったスタイルで叩きまくる。
笛と鉦(かね)と和太鼓と人間の叫び声で作られるジャパニーズ・トラディショナル・トランス・デンジャラス・ビートは脳も心臓もハートまでをも刺激するという。
鳥肌は先ほど頂きましたが、こっちでは開いた口は塞ぐことも出来ず涙がこぼれそうになりました・・・。
メンバーも皆さん若くて、茶髪の今風な感じのお兄ちゃんも居たりもするのですが、そんなミスマッチなビジュアルが魂の乗ったビートを作り出し、確実にお客の感動を誘い出しております。
これはもう、毎年末に秩父で行われている秩父夜祭にも注目せざるを得ませんね。
響のアクト終了後は興奮冷めやらず、上のフロアーでタバコを吸っていると、サンババトゥカーダチームのmocidade vagabundaのメンバーやら某バンドのドラマーと雑談していたのですが、そこに通りかかった響の茶髪のお兄さんを呼び止め、とりあえず興奮を伝えてみる。
そこでおもろしろかったのがmocidade vagabundaのメンバーが「さっきの演奏は、サンバのビートとすごく似ているんです!」というブラジル×和の打楽器トーク。
世界中で盛り上がる「祭」にはビートが存在することが多いわけで、こういうLINKも素敵である。
僕らの左胸にはドキッドキッというビートが有るから生きていられるわけで、人体学的にそういうのも関係あるんだろうな、きっと。
そして、大トリにはアラゲホンジが登場。
※アラゲホンジのHPはこちら

2011年末、今回と同じ場所「月見ル君想フ」で行われたTROPというイベントで初めて見てぶっ飛びました・・・
そう言えば、そのTROPでも大石始氏がDJを務めていたわけで、もしかしたらTROPがキッカケでこの「トーキョーワッショイ」が生まれたのかも、なんて想像もしてみたり。
きっとこのバンドの頭脳はVO&ギターの齋藤氏だと思われる。
齋藤氏が、いろんな人に声をかけ(時には簡単にROCKバンドをやらなそうな方々に)、新しい形で日本の伝統音楽を表現しようというスタイルのバンド。
「どうやってメンバーを集めたのだろうか?」なんていう疑問がふと浮かぶわけですが、それでもかき集めて熱いLIVEを披露できるレベルまで至った出会いの数々は偶然なのか必然なのか。
なんか、適当で申し訳ないですがMANU CHAO & RADIOBEMBA SOUNDSYSTEMっぽいイメージも浮かんできてしまいます・・・。
齋藤氏は日本のMANU CHAOなのかっ!
その昔、歌謡曲界の歌手が民謡を取り入れたり、民謡歌手が歌謡曲寄りになって有名になったりというのは行われて来たであろう現象なんだろうけど、アラゲホンジはその現代版、いや、それでは言葉足りないな・・・。
世界中で起こっている、ROOTS回帰兼先端音楽とでも言ってみようか。
「じいちゃん&ばあちゃんが好んで聴くその国の伝統音楽は実は若者にとってもヤバいんだよ。若者は流行りを追っかけてるだけで、ヤバいものをスルーしちゃってるんだよ。」ってのを教えてくれるバンドなのである。

ROCKなテイストが入っているため、会場内は「日本の新しい祭の誕生」と言ってもおかしくないほど大盛り上がり。
DEEPな音楽好き兄ちゃん姉ちゃんも、チビッコも、ギャルも、人生のベテラン世代の方々も、すべてを感動させる音楽はここには有りました。
的確な言葉を見つけられないのが悔しいですが、一言で言えばすごいイベントでしたよ・・・。
「興味ある方は是非」と言いたいところだけど、今日は「あんまし興味ない人こそ是非!」と言わせて頂いたところで締めたいと思います。
ワッショイ!
※当日の会場の様子がトーキョーワッショイのFACEBOOKにアップされている模様
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※中野七頭舞
※秩父屋台囃子(本家本元)
※アラゲホンジ/aragehonzi - 真昼のゆめ - 080518@鳴響
※「リンゴ追分」 - アラゲホンジ 2011年12月28日 「TROP」@月見ル君想フ
※美空ひばり---「リンゴ追分」
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ん〜、なかなかないですよね、こういうイベント。
というか、やろうと決めたオーガナイザーサイドにリスペクトです。
この日の昼間は代々木公園でタイフェスティバルが有り、昼間からビール飲みながら、CARABAO(カラバオ)というタイの国民的バンドの音を浴びる。
プレーンプアチウィット(生きるための歌)というジャンルの大御所なんだそうだ。
※Carabao ( Noom Bao Sao Parn )
最初は遠くの方から聴いていたのでいまいちピンと来なかったのだけど、後半近くまで寄って爆音浴びてビジュアルも凝視してみると結構癖になる感じでおもしろかったです。
タイの伝統楽器も使っていて、言葉やメロディーも独特。
ステージ前はタイ人ばかりで、みんな大合唱しておりました。
大スターなんだろうな・・・
CD聴いてみたいです。
どこに売ってるんや・・・
というわけで、LIVEも終了間近、そろそろハチ公バスに乗っかって、青山に向かう。
OPENから少し経ったころに会場に入ると、DJは民謡を流しているという異様な空間。
青山民謡酒場ではターンテーブル使用で民謡DJを務めた大石始氏と、いろんなところで名前を目にするもプレイを聴くのは個人的には初となる風祭堅太氏がプレイ。
阿波踊りやLATIN meets 民謡、民謡DUBやソウルフラワーまで飛び出す選曲で会場のお客の脳をトロトロに溶かすという。
初めにステージに出てきたのは中野七頭舞の方々。

ステージバックの満月もハマってましたね〜♪
中野七頭舞とはどうやら岩手の伝統舞踊みたいです。
※中野七頭舞について詳しく知りたい方はこちら
綺麗なお着物を身にまとい、ステージ中央で踊るメンバーは若い!
アラゲホンジは昨年LIVEを見た事があるのでどういうものかは分かりますが、他の2組に関してはどんなものなのかイマイチ予想できず、かと言って特別予習もせずに臨んだわけですが、事前の個人的な勝手な予想としては「きっとおじちゃん&おばちゃんの渋い伝統芸能なんだろうな」なんて思うわけです。
違かった・・・
これは衝撃的な裏切り・・・
「我々は絶対に伝統を次世代に残して行くんだ!」という断固たる決意は、もしかしたらまだそこまで強く芽生えていないかもしれないけど、きっとそこには「うまく踊れるとかっこいい」「完璧に演奏できると気持ちいい」「お客さんが感動してくれると嬉しい」「俺たちかっこいい」という感覚は確実に有りそう。
ただ、テーマがHIP HOPやらREGGAEやら何やらの異国文化のものではなく、日本の伝統文化の中でのもの、ただそれだけの違いなんですね。
そんなようなことを想像しながら、ステージで美しく舞う演者さんを見ていると背中からゾワゾワっと鳥肌が立つわけです。
中野七頭舞は持ち時間は短かったため、すぐにDJタイムに移ります。
もちろん、日本の伝統音楽をベースとした選曲。
なんかこうDJもステージでのアクトも1本のラインに乗っかっているような感覚で、会場にはちょっと他では味わえない独特な空気が流れておりました。
そして、次にステージに登場したのが、秩父屋台囃子の方々。

埼玉秩父の伝統芸能を神奈川県・川崎で活動する「響」という和太鼓サークルが演奏するというアクト。
※「響」のHPはこちら
太鼓大好きな方々がいろんなスタイルで演奏するらしく、日本の各地方の伝統芸能をやるサークルみたいです。
要は「響」の活動を追っかけていれば、東京近郊に居ながら日本各地の伝統文化を体感できるという。
これは要チェックですね。
さて、この響が凄い。
「【お囃子(おはやし)】とは演奏する側が【囃し手】で、見ている方々が主役なんです!」という大変お勉強になるMCも入ってLIVEがスタート。
そもそも【囃す】とは、「手を打ったり、声を出したりして歌舞の調子をとる。」「囃子(はやし)を奏する。」「声をそろえてあざけったり、ほめそやしたりする。」という意。
ステージには大小様々な太鼓が並び、ステージの地べた直接座ったスタイルで叩きまくる。
笛と鉦(かね)と和太鼓と人間の叫び声で作られるジャパニーズ・トラディショナル・トランス・デンジャラス・ビートは脳も心臓もハートまでをも刺激するという。
鳥肌は先ほど頂きましたが、こっちでは開いた口は塞ぐことも出来ず涙がこぼれそうになりました・・・。
メンバーも皆さん若くて、茶髪の今風な感じのお兄ちゃんも居たりもするのですが、そんなミスマッチなビジュアルが魂の乗ったビートを作り出し、確実にお客の感動を誘い出しております。
これはもう、毎年末に秩父で行われている秩父夜祭にも注目せざるを得ませんね。
響のアクト終了後は興奮冷めやらず、上のフロアーでタバコを吸っていると、サンババトゥカーダチームのmocidade vagabundaのメンバーやら某バンドのドラマーと雑談していたのですが、そこに通りかかった響の茶髪のお兄さんを呼び止め、とりあえず興奮を伝えてみる。
そこでおもろしろかったのがmocidade vagabundaのメンバーが「さっきの演奏は、サンバのビートとすごく似ているんです!」というブラジル×和の打楽器トーク。
世界中で盛り上がる「祭」にはビートが存在することが多いわけで、こういうLINKも素敵である。
僕らの左胸にはドキッドキッというビートが有るから生きていられるわけで、人体学的にそういうのも関係あるんだろうな、きっと。
そして、大トリにはアラゲホンジが登場。
※アラゲホンジのHPはこちら

2011年末、今回と同じ場所「月見ル君想フ」で行われたTROPというイベントで初めて見てぶっ飛びました・・・
そう言えば、そのTROPでも大石始氏がDJを務めていたわけで、もしかしたらTROPがキッカケでこの「トーキョーワッショイ」が生まれたのかも、なんて想像もしてみたり。
きっとこのバンドの頭脳はVO&ギターの齋藤氏だと思われる。
齋藤氏が、いろんな人に声をかけ(時には簡単にROCKバンドをやらなそうな方々に)、新しい形で日本の伝統音楽を表現しようというスタイルのバンド。
「どうやってメンバーを集めたのだろうか?」なんていう疑問がふと浮かぶわけですが、それでもかき集めて熱いLIVEを披露できるレベルまで至った出会いの数々は偶然なのか必然なのか。
なんか、適当で申し訳ないですがMANU CHAO & RADIOBEMBA SOUNDSYSTEMっぽいイメージも浮かんできてしまいます・・・。
齋藤氏は日本のMANU CHAOなのかっ!
その昔、歌謡曲界の歌手が民謡を取り入れたり、民謡歌手が歌謡曲寄りになって有名になったりというのは行われて来たであろう現象なんだろうけど、アラゲホンジはその現代版、いや、それでは言葉足りないな・・・。
世界中で起こっている、ROOTS回帰兼先端音楽とでも言ってみようか。
「じいちゃん&ばあちゃんが好んで聴くその国の伝統音楽は実は若者にとってもヤバいんだよ。若者は流行りを追っかけてるだけで、ヤバいものをスルーしちゃってるんだよ。」ってのを教えてくれるバンドなのである。

ROCKなテイストが入っているため、会場内は「日本の新しい祭の誕生」と言ってもおかしくないほど大盛り上がり。
DEEPな音楽好き兄ちゃん姉ちゃんも、チビッコも、ギャルも、人生のベテラン世代の方々も、すべてを感動させる音楽はここには有りました。
的確な言葉を見つけられないのが悔しいですが、一言で言えばすごいイベントでしたよ・・・。
「興味ある方は是非」と言いたいところだけど、今日は「あんまし興味ない人こそ是非!」と言わせて頂いたところで締めたいと思います。
ワッショイ!
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※「リンゴ追分」 - アラゲホンジ 2011年12月28日 「TROP」@月見ル君想フ
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