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2012年に入って1か月ちょっと。

ぼんやりと日本の音楽シーンを眺めていると、ここ10年位の間でネットや書籍から収集できる音楽情報や、CLUBやイベントから発信される情報が、世界各国の音楽への広がりをジワジワと感じるようになってきたと感じるのは私だけではないはずです。

そりゃあ、昔から日本にもWORLD MSUICファンってのは居たのだろうけど、もっとリアルな視線での広がりと言うか・・・難しいけど・・・


そんな中、来日情報や音源リリース情報などの音楽的な事件が頻繁に出回る中、ビッグニュースが2012年2月6日、ついに発表となりました。




通称スカパラが、来月3月21日(水)にリリースのニューアルバム『Walkin'』にMANU CHAOとの合作を1曲だけ収録するのだそうだ!

これは凄いことですね・・・



2010年に8年ぶりに来日したMANU CHAOは、翌年2011年にもFUJI ROCK出演というプレゼントを日本のMANUファンにくれたばかり。

そして今年は日本のアーティストとコラボ音源を出すという。

スカパラがMANU CHAOにオファーを飛ばしたそうで、それを受けたのがMANU。

アルバムには1曲収録。

※スカパラのオフィシャルHPのニューアルバム詳細はこちら

「Manu Chaoとのコラボ曲は、スカパラからのラブコールを受けてManu Chaoが送ってきたデモをもとに制作。 Manu Chaoがボーカルを務めるだけでなく、歌詞もManu Chaoが書いてきた歌詞にスカパラが新たに歌詞を書き足していくことによって完成。 2トーンスカのビートにManu Chaoのボーカルが重なり、スカパラならではのコラボソングが誕生。」

M-3.「River Flow」 feat.Manu Chao
(lyrics:Manu Chao,谷中敦 / music:Manu Chao,東京スカパラダイスオーケストラ)
guest vocal:Manu Chao


だそうだ。

2トーンスカというからにはパンキッシュな感じなんだろうけど、一体どんな曲なんだろうか。

実はちょっと前からこのコラボの事は知っていたのだけど、AMADOU&MARIAMの時みたいに、MANUが過去に作って音源発表されているトラックを再利用的なノリかなとも思ってたんですが、どうやら新しく曲を作ったっぽいので驚き倍増。

とりあえず、TWITTERでは意見が分かれるところで、「MANU CHAOとスカパラは釣り合わない!最悪!」、「ついにやったか!初の日本人とのコラボやで!」という感じで意見は二極化。



個人的は大賛成!!

PUNK ROCK、ジャマイカ音楽、アフリカ音楽、南米音楽、シャンソンやルンバ辺りのヨーロッパ音楽、ここまで幅広い音楽を取り入れてきたMANU CHAOの音楽吸収力、そしてそれによって音から多くの人の関心を集めつつも、最終的にはメッセージを人々の心に刻み込ますという流れを作り、世界中の人々を魅了してきたMANU CHAO。

アジアや日本の音楽との絡みも感じてみたいではありませんか。

「MANU CHAOって日本とかアジアが嫌いなのかな?」とかずっと思っていたのだけど、そうではなく機会の問題だったそうだとMANUもインタビューで答えているのです。


今回はスカパラからMANU CHAOにオファーという事で、これはスカパラだって深く意味を感じているでしょうし、MANU CHAOだって誰でもOK出さないはず。

アジアの中、日本のアーティストとコラボする第1号が日本のスカパラなわけです。

少し前にTWITTERで、アンケート取ったのですが、1位はソウルフラワーユニオンで、スカパラは1票も無かったです・・・。

実際、スカパラのLIVEでは若い客が縦ノリでキャーキャー騒いでいるであろうし、テレビや街中でも聴くことができるし、所属もエイベッ●スの傘下レーベルだし、ガッカリしたMANUファンも実際多いというのはすごく分ります。


でも、明らかに大きな1歩。

今現在、日本ではMANO NEGRA時代を含めMANU CHAOファンはまだまだ少数派なわけです。

今のまま少数派の中だけで価値観を共有しながら楽しむか、それとも、少しでも広げてMANU CHAOや彼のような主義主張の有る熱いアーティストが世界にはたくさん居るのだという事をより多くの人に広めながら音楽を楽しむかを考えれば、私は後者なわけで、だからこんなBLOGを7年もやっているのであります。

そういう意味でスカパラは絶妙なのかなと個人的には思います。

全ての音楽を一直線上に並べて、どれが一番自分にとって重要なのか、それはどうしてそう思うのか、何を感じて何を思うのか、そんなのを音楽を聴いた後でゆっくり考えればいいいわけで、まずは音から興味・関心を集めるというのは割と自然だし正しい流れなんだと思います。

例えば日本で「反戦、アンチグローバリズム、反自主差別、反体制」のような、いわゆるREBELな部分を先に押し出して行くのなら、それはきっと偏ってしまうと思うのです。

そこを感じのは音楽聴いた後で良いと思うのです。

「この人たちって一体、何を歌っているんだろう。何に影響を受けて、何を主張しているんだろう。」と自然と気になってくるのではないかと。

よって、バッチリ&絶妙じゃないですか、その入り口がスカパラってのは。

スカパラだって、自分たちのポジションは分ってるはずだしね。




ちなみに、同アルバムにはFISH BONEのアンジェロムーアも参加。

アクエリアスのCMでアンジェロとコラボった辺りから「MANU CHAOにもオファーしてやる!」ってのが、もしかしたらスカパラサイドには有ったのかもなぁ。

この辺りのアーティストにオファーを出して実現させてしまうスカパラの姿勢にはリスペクトを送りたいものです。

そもそも、MANU CHAOに実際にオファー出す日本のメジャーアーティストって他に居るだろうか・・・



さてさて、その楽曲は一体どんな内容なのか。

気になりますねぇ・・・

2012年もやはりいろいろ起こりそうだなと感じるMONDAY NIGHTなのであります。


※スカパラは2005年に書いた事があったという。記憶がない・・・






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※13曲目に収録の「All Good Ska is One」 feat. Angelo Moore



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