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2011年9月17日〜19日の3連休で行われた野外イベント【勝手にウッドストック】に行ったった。

バンバンバザールが主催で、今年で10回目の開催。

結構前から知っていたのですが、何気にチケットがそっこー売り切れるのと、若かれし頃は行くFESは出演者の知名度やレア度、それに伴うテンションの上がり具合で決めていたのだけど、おっさんになってきたら、こういうイベントが恋しくなって来る。

行こう行こうと思って、やっと今年初参戦なのである。

【日程】2011年9月17日(土)  〜9月19日(月・祝) 

【開催場所】みの石滝 キャンプ場

【出演アーティスト】ムッシュかまやつ/仲井戸麗市/友部正人/カーネーション/GOING UNDER GROUND/The NO PROBLEM's/LEYONA/栗コーダーカルテット/おおはた雄一/キヨシ小林/梅垣義明/ポカスカジャン/ピラニアンズ/今野英明/塚本功/T字路s/とんちピクルス/ザッハトルテ/イノトモ/ザ・たこさん/チャラン・ポ・ランタンと愉快なカンカンバルカン/ヒジョーにお手隙de ショー/うきぐも/小野一穂/りぶさん/Rockin' Enocky/小心ズ/コロリダス/ギターパンダ/サボテンブラザース/HOT ROD CATS/カンザスシティバンド/ハッチハッチェルバンド/バンバンバザール (敬称略・順不同)


私は3日間のうちの後半2日間(1泊)で参加。

思い起こせば、今までほんとにいろんなFESに行った。

それぞれ客層も違うし、終わってみるとオーガナイザーの狙いみたいなものも見えてくるほど、FESに対しての感受性は非常に鍛えられた。

ぶっちゃかけ、「イケてないなこのFES」とか「儲けたいのは分かるがこんなバンド呼ぶかね!」みたいなことを思った事もそりゃあ中には有る。

全ては、行って、体験して、終わってみなければ分からない。



この【勝手にウッドストック】というイベントは出演者や環境、客層や雰囲気作りが私にとって絶妙な感じだった。

「今年こそは行こう」と思い始めていながら、決まったアーティストがコロリダスやチャランポランタンだったのには、運命と言えばオーバーかもしれないけど、不思議な縁みたいなものも感じた。


3人で行く予定が1人が病欠、もう1人が寝坊という事で、1人会場へ向かう。

なんせ初なので、場所もよく分からず、JR相模湖駅から相模湖へ向かう。

コンビニは無く、ババア2人で切り盛りする酒屋でツマミとビールを買い、プシュっと1本開けてテクテク歩く。

会場は相模湖のほとりから船に乗って行くらしい。

どういう事?

島なんて無いっぺよ。

集合時間というものは完全に無視した時間帯だったため、会場へ向かって歩くのは私1人。

地図もアバウトで多少迷って、それらしい場所に近づくと「勝手にウッドストックのお客さんですか?」とスタッフらしきおばちゃんが声をかけて来た。

小さな船に乗せられ、海賊に誘拐された子供の気分を味わいながら、汚い水の相模湖を走る。

対岸に近づくと、人が見えて来た。

ある人は釣りをしていて、またある人は水辺でバンジョーを弾いている、その近くの子供はこちらに手を振っている。

少し離れたところから音楽も聴こえる。

どうやらここが会場みたいだ。

船を降りると、ほったらかしだ。

どれがスタッフなのか、本部のテントはどこなのか、わからない。

食堂らしき場所まで行き、「すいません・・・。今到着したんですが、どうすれば良いですか?」と眼鏡をかけた小太りの男性に尋ねると、彼はもう一人のスタッフを呼び、クシャっとしたヘアースタイルの男性が親切にいろいろ教えてくれた。

まあ、最初から分かってましたが、この2人、バンバンバザールのメンバーです。


こうして、私の【勝手にウッドストック】がスタート。

客は全員バンガロー泊。

10人前後が宿泊出来る、木製のバンガローにレンタルのマットと毛布を使用して宿泊する。

テントも寝袋もいらないから、泊まりのFESとしては荷物はほとんど必要ないという。

荷物を置きに、自分の指定されたバンガローに向かい、ドアを開くと男女7,8人がトランプをやていた。

しかもセブンブリッジ。

そんな中、「す、す、すいません」と言いながらスペースを作ってもらい、水筒にソバ焼酎の水割りを作成し、屁を1発ぶっこいて、ステージに向かう。

ビール1本買って、会場をフラフラ。


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↑ステージを横から見た感じ。

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↑吊り橋は5人まで。
これを渡らないとステージ前には行けないという。
行けないんだけど、行かなくても音はぜんぜん聴こえちゃうという。


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↑ん?なんか、変な場所に見た事ある連中が・・・

コロリダスや。

DSC_0100


なんと、ここがサブステージなんだそうだ。

この日のサブステージ1発目がコロリダス。

持ち時間20分は短かすぎたけど、本人達はこのイベントに出たかったらしく、楽しそうにやっておりました。

追っかけらしい人もそこそこ居るのだね・・・

私も無事に最初から最後まで見届けさせてもらったで。

そしてそして、来年も出るらしいぞ。

OBA!はやらず、最後の曲は21世紀の名曲「生ビール」で締め!



コロリダスは「TROP」というイベントを昨年末に開催したのだけど、第2弾を今年の12月28日(水)に開催決定だそうだ!

いろんなイベント行った私が胸を張って言うけど、凄い良いイベントだから是非とも行った方が良いですよ。

出演バンドも聞いたけど、まだ発表されてないみたいだから、言わないでおくぜよ。




LIVE前後でメンバーのシミケンから聞いたところ、タイムテーブルってのは客には特別発表はしないらしい。

もっと言うと、出演者に聞けば教えてくれそうだけど、聞く必要もないだろうと思わせてくれるユルい環境。

さすがに野外FESでそんなのは初めてで、若干不安になったけど、その辺に居ればLIVEは聴こえるし、ステージ前に行こうと思えばすぐ行ける。

タイムテーブルなんて要らないのかもね・・・

この日に見たのは、おおはた雄一、梅垣義明、ポカスカジャン、ピラニアンズ、サボテンブラザース、カンザスシティバンド辺り。

なんせ、知らないアーティストも多数なんで、発見もこのイベントの目的の一つ。

カンザスシティバンドはBIG BAND SWINGスタイルで、かなりカッチョ良かったです。

活動歴長いんだろうなってのは演奏とか、MCとか見てれば分かります。

知らなかったもんなぁ。


※Kansas City Band カンザスシティバンド




あと、ピラニアンズ。

LIVEも良かったんだけど、こういう音楽はCDで聴いても良さそう。

ピアニカって、小学生の時の必須楽器的な感じだから、私なんかはあんまし良いイメージ持てない楽器なんですが、REGGAE聴いてると登場するんですよね。

そのピアニカがメインに出ちゃってるバンド。

そういう説明の仕方なら受け入れやすいかもね。



ピアニカ担当のピアニカ前田さんは、プロのピアニカ奏者。
有名アーティストとの仕事をやってきた一流のミュージシャン。

すごく気さくな方で、少しお話させて頂きました。

ASA-CHANGも昔このバンドでドラム叩いていたそうだよ。



そして、WORLD MUSICファンとして気になってたのがサボテンブラザーズ。

TRIO LOS PANCHOSスタイルでおもしろネタを歌う3人衆。



「責任者出てこい〜♪」はおもろかったです。

要は「あるある」ネタ的な。

「七転び八起きというけど、7回転んだら起き上がるのは7回でしょ。あと1回余ってるのはなに?責任者出てこい。」みたいなネタを繰り返す。



梅垣義明、ポカスカジャンはこういうイベントやりゃあ盛り上がるわな。

ポカスカジャンは知ってるネタ多数。

ワハハ本舗から参加って事で、なんか不気味やで。


そして終盤はヒジョーにお手隙de ショー。

ちょっと休憩で、我々はバンガローから聴いていた。

出演者の中から飛び入りゲストを迎え、おもいっきり歌謡曲のカヴァーなんかも披露。

TOKIOの「ビ〜アンビシャ〜ス!」とかやって、客も歌ってたりして。

サビの部分しか知らんでぇ。

身内が集まる超ゴージャスなカラオケパーティー的なノリに、さすがにこの辺は付いて行けなかったのだけど、みんな盛り上がっていて非常にPEACEな空間だったなぁ・・・



こうして、ステージでLIVEが終わったのは8時か9時か。

涼しくなってきたから湖のほとりで、焼き鳥つまんで、酒を飲んで、結構酔っ払ってきたけど、まだ時間は早いって事で、バンガローにツマミと酒補充で戻ろうとした通り道。

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まあ、キャンプ場の中なんで、あそこは炊事場かな。

ん?
人が集まってて、楽器の演奏する音も聴こえる。

楽器持って来たお客が酔っぱらってセッションしてるのかなぁなんて思った。

が!どうやら、出演ミュージシャン達が集まって、即興で定番曲を大人数で演奏してるんです。

これがヤバいのなんの。

チャランポの小春ちゃん・ももちゃん、ハッチハッチェル氏、ピアニカ前田氏、あと誰だか分かんねぇ・・・

いろんな人が飛び入りで乱入して、ヨーロッパ民謡や歌謡曲などの定番曲を連発でセッションするんです。

とりあえず、酒を補充した後はしばらくそこに居て非常に楽しい時間を送りました。

昼間のLIVEより、山の中でのこのセッションの方がヤバいんじゃねーかってほど楽しい空間でした。

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12時くらいだったか、腹減って来てしまって、飯食いがてら、ステージの方に行ってみると、あちこちで参加ミュージシャンがセッションしてるんですわ・・・。

これまたヤバし・・・。

中でも釘付けになってしまったのが、Rockin' Enockyさんとバンバンのウッドベース黒川 氏を含む5人のセッション・・・これがヤバかった・・・。

全員アナログ弦楽器編成で、ほとんど休憩なし。

というか、聴いてるのって、私を含めて4人くらいなんで、完全に自分たちが楽しんでるんですよね。

横っちょに座って聴く私・・・。

多分、カントリーとかの定番曲なんだろうな。

超〜カッコ良かったです。

そんなこんなで寝たのは2時3時でした。



夜はそこそこ寒かったですが、酒と披露でわりとよく眠れました。


翌朝。
なんだかステージの方が騒がしいみたいだった。

どうやらじゃんけん大会をやっていたらしい。

買ったらチケット代をキャッシュバックとか、来年のチケットがもらえるとか、そんな事をやっていたらしい。

寝起きで、コーヒーとベーグルを食っていると、チャランポの小春ちゃんが通りかかったんで、勇気振り絞って話しかけてみた。

ほんの10秒か20秒だけど・・・。

ビビったのが、私が「こ、こ、こ、小春さん。初めまして。コンペックスです。」と名乗ったら、「あぁ、はいはい。」的な感じで覚えてくれていて(多分)、12月でオファー出していたSalud!!の事も覚えてくれていた。

すげー忙しくて、いろんな予定がゴチャゴチャになっていそうなのに・・・

LIVE中のMCでは毒々しいけど、実は相当ないい子だという・・・。
弱いんだわ〜そっち系のギャップにも・・・

という事で12/5(日)のSalud!!はチャラン・ポ・ランタン(小春&もも)の出演が100%決定やで!!!!


なんつーかな。
この日にAKB48が逆オファーでSalud!!に出してほしいと言って来たとしても、そんなのは断るんだな。

2人はかわいいのは確かだけど、それは3番目とか4番目の理由で、まずは小春ちゃんのアコーディオンなんだ。

よって小春ちゃんには「小春ちゃんのソロをたくさん聴かせてね。こまかい注文は後でメールします。」と伝えたのだ。


小春ちゃんとお話した後はテンションが上がり、物販コーナーにももちゃんが居たので興奮して突進。

30代のおっさんには危険すぎるデザインのチャランポTシャツと、小春ソロ音源をゲット。

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勇気出して、ずっと着てたで。

次は12月のSalud!!までは着る機会は無さそうだけど・・・


※小春ソロ


※小春ソロ


※チャラン・ポ・ランタン(小春&もも)


そんな事していると、どうやら「チャラン・ポ・ランタンと愉快なカンカンバルカン」のお時間だそうです。

お揃いの衣装を着たメンバーは目立つのなんの。

カンカンバルカン編成で見るのは2回目。

各パートみんな演奏もレベル高いし、息もバッチリ合ってるし、小春ちゃんももちゃん以外の子らもかわいいんだわ。

これは外で聴いた方が魅力が生きるなぁ。

来年の夏は野外FES系のお仕事も増えると思うなぁ。


※チャラン・ポ・ランタンと愉快なカンカンバルカン「ムスタファ」


勝手にウッドストックには初参加なんで、常連の客は初めて見る人も多かったみたいで、ステージ前では座って見てる連中も多かったんだけど、このインパクトは終わってから心に染みついてるはず。

来年はもっと盛り上がるはずだぜ。

ももちゃんの女優ぶりは、ちょっと恐ろしさすら感じるわ。






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しばらくダラダラしていると、またもやパンチ力あるバンド、ハッチハッチェルバンドがスタート。

これはねぇ、チャランポカンカンよりも盛り上がっておりました。

名前は知っていて、いつかLIVE見て見たいと思ってたバンド。

YOU TUBE見た感じでもど真ん中なんで、楽しみにしておりました。

若いバンドなのかと思っていたら、VO&バイオリンのハッチハッチェル氏は40代半ば、しかもバンド結成は2007年なんだってさ。

これからグイグイ来ちゃうね、こりゃ。

結構、地方も細かくツアーやってるみたいなんで、チェックしてみて下さい。



※ハッチハッチェルバンド「できそこない行進曲」



この日も他にいろいろと出演してたんですが、割と湖のほとりで、遠くの方に音を感じながらチルアウトしておりました。

最後まで居るとだいぶ帰りも遅くなってしまうため、結局、締めのバンバンバザールは今までに何度か見た事も有るしってことで、4時には会場を後にしたのだった。

DSC_0113

↑こんなんです。帰りの船。


すごく居心地の良いイベントでした。

ハマる人も多そうです。

音楽的にはROOTS寄りなんで、「渋い」かもしれないんですが、その辺さえ好みと一致すれば雰囲気とか緩さとかは最高です。

客層的にはヤング&オシャレFESギャルは少なめで、音楽玄人が多い感じだったかな・・・。




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