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Tudo E Possible

『Tudo E Possible』

※amazonで詳細を見る


「いや〜、この料理は絶対に柚子胡椒でしょ!」とゴリ押ししてくるヤツと、「てんぷらはどう考えても塩っしょ!」とゴリ押してくるヤツはイマイチ信用できないケツの穴の小さいコンペックスです。

いや〜お腹すいて来ましたね。
watashi wa ona kasuita・・・

では久しぶりに淡々とレビュー。

Arriba La Vaina!(アリーバ・ラ・バイナ)

日本のチャンギートのみなさんこんにちわ。(ebitaさんの真似したった・・・)

2011年10月、フルメンバーではなくLeoKachaの2人ですが、めでたく初来日が決まったChe Sudaka(チェ・スダカ)!

まだこのクソBLOGでは書いた事が無かった・・・。

書こう書こうと思っていたのだけど、あれよあれよという間に有名になってしまい、書くのが難しくなってしまったのは事実である。

Manu ChaoOjos De BrujoMacacoFermin MuguruzaTodos Tus MuerosLa Kinky BeatAmparanoia等々のRadiochago発信の注目バンドと同時期にChe Sudaka知ったのは今から何年前の事だったか・・・。
(途中からRadiochangoのサイトに掲載されるバンドが増殖しすぎて付いて行けなくなったが・・・)

最近は割りと日本語情報は手に入るので、よくご存知の方も多いため、特別レアなネタではないのでお暇な方のみ読んでみて下さいまし。

上のジャケは2009年リリースの4枚目のアルバム『Tudo E Possible』(DVD付)
※全曲視聴はこちらから

※Che SudakaのオフィシャルHPはこちら
※Che SudakaのMYSPACEはこちら
※Radiochango JPによるChe Sudakaの翻訳記事(by nahoko)


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Leo(レオ): ボーカル、ギター
Cordoba(コルトバ): ベース、パーカッション、ボーカル
Sergio(セルジオ): キーボード
Jota(ホタ): ギター
Marcelo(マルセロ): ドラム
Kachafaz(カチャファス): ボーカル、パーカッション


下線が来日する2人



オフィシャルHPのメンバー紹介ページがすごく細かく詳細されていて、影響されたミュージシャンなんかを眺めてみると非常におもしろいです。

アルゼンチンのCorrecaminos(コレカミノス)というバンドが前身バンド。
この中に現Che SudakaのLeoが居たのです。


1998年から、Che Sudakaの原型のスタイルを取りながら活動し、2002年辺りからChe Sudakaを名乗っていたそうで、バンド名の由来はCorrecaminos時代の歌詞からだそうです。

2002にリリースされたバルセロナのストリートミュージシャン達の音源を集めた『 LA COLIFATA』に収録されたのが、1987年リリースで世界でヒットしたSTINGの「Englishman in New York」のカヴァーである「SIN PAPELES」という曲。

『 LA COLIFATA』というコンピリリースには我らがMANU CHAOも大きく関わっているようで、以後、Che Sudakaのような魅力的な音楽を奏でる、ストリート出身のバンドに注目が集まるようになったキッカケの1つでも有るそうです。

こういうエピソードを聴いてしまうと、さらに思いいれは深まりますね。

『 LA COLIFATA』の収録アーティストも「おっ!」と思わすメンツが揃っております。

そして、2003年に1stアルバム『TRIPIE TOWN』をリリース。

不発弾的な感じもしますが、PUNK以外のノリ、LATIN音楽を取り入れたアルバムで、『 LA COLIFATA』に収録された「SIN PAPELES」はこのアルバムに収録されております。


※Che Sudaka - 「Sin Papeles」



2005年の2nd『ALERTA BIHOTZA!』ではRADIOBEMBAやLes French Loversでお馴染みのGumbeatの助けを借りつつ 、Fermin MuguruzaやCheb Balowskiなどが参加。

SKA,PUNK,RAP,RUMBAの要素も加わり、使用言語もスペイン語、イタリア語、フランス語、ポルトガル語、アラビア語、バスク語と英語の7ヶ国語まで増やしたという。

日本語盤の帯や、レコードショップのPOPには「待ってたぜ!MANO NEGRA直系ミクスチャー!」的な宣伝文句も印象的。

私が初めて買ったChe Sudakaのアルバムはこの『ALERTA BIHOTZA!』だったんですが、ぶっちゃけた感想としては「Manu Chao Radiobemba Soundsystemにすげー似てるなぁ。」ってのが有りました。

似てるからこそ、ちょっと敬遠しちゃったんですね、私の場合は・・・。

でもよく考えるとGumbeatが関わっているのならそういうテンションの音楽にもなるのかなぁと後々に納得。

実際、Gumbeatの雄叫びもところどころ入っているし全体的にアゲアゲ度は半端ないですからね。

恐らく日本でもこの辺りから「うぉ〜凄いバンドが出てきたやんけ!待ってたんだよこういうバンド!」みたいな音楽ファンが徐々に増えてきたんだろうけど、2007年3rdアルバム『Mirando el Mundo al Reves』(DVD付)は激しさに頼らず、泣きメロも上手く使った名盤となる。

私の場合、ここでやっと「うぉ〜!」となるわけです。

3枚目に起こる変化ってのは、いろんなアーティストで体験して来た気がする。

もしかしたら、この辺の微妙な感じ、同意見の人も多少は居るんじゃないかな??

この3rdは聴いていれば気付くと思いますが、AmparanoiaAmparo SanchezやアルゼンチンのKaramelo Santoなんかの友人が多数参加しており、当時のバルセロナでの発生したストリートミュージック禁止の流れに物申す内容が中心に収録されております。

相変らずツアーもイケイケな感じで行い、ピーター・ガブリエルが主催のWORLD MUSIC FESTIVAL「WOMAD」への出演やGogol Bordelloとのスペインツアーなんかも行いつつ、2009年にムンムンに熟した絶妙な音楽性である4枚目の『Tudo E Possible』(DVD付)がリリースとなったわけです。

ちなみにDVD収録内容は以下
1. Documental "Tudo e Possible"
2. Clip "Menino da Rua"
3. Clip "Calle luna"
4. Live Bobital 2007
5. Live Wageningen 2008
6. Live Solidays 2009



1つのアーティストのアルバムを数年かけて追っかけていると、「あれ?なんかあんましカッコよくなくなっちゃったぁ。昔の方が良かったぜ・・・」なんて事って結構有ると思うんですが、本作は今までの流れを汲みつつ上手く繋ぎ、ホップ→ステップ→ジャンプ的に見事にハートをキャッチしてくれるような魅力のステップアップを感じ取れるような内容。

SKA、REGGAE、CUMBIA、RAP、RUMBA CATALANA、エレクトロ風味等々、これでもかというバラエティーに富んだ14曲。

全体的にメロディーも良いので、頭に残るんですよね。

頭と心に残るメロディーがあるからこそ、そこに乗っかったメッセージも伝わる、私はそう思います。

そしてそのメッセージとは、反権力・反政治・反人種差別に触れるなような訴えも含んだ濃い内容なのである。

※Radiochango JPで歌詞の和訳が読めます

私個人はPUNKとかREBELとかあんまし説得力ないから、使わないようにしてたりするんだけども、Che Sudakaに関しては「今を生きるREBEL ROCKERS」、そう呼んでも間違いではなさそうだ。

結成から約9年、世界各国約900回のコンサート、4枚のアルバム、数々のコンピレーションへの参加やあらゆるアーティストとのコラボレーションを行ってきた超行動派な世界中から注目が集まるゴッタ煮バンドなのである。


そして、Che Sudakaを知らなかった方で、興味を持った方はまず実際に彼らの音楽に触れてみる事。

「どのアルバムを買って良いのかわからな〜い

そんな方に朗報。

2011年の来日を記念して、過去4作からの良いとこ取りの日本独自のベストアルバムの発売が決まったみたいです! 

10月19日にP-VINEからの発売やで!

この辺から入ってもOKなんじゃないでしょうか?

という事で、日本のファンとしても、十分受け入れの気持ちは準備できておりまして、何年か前に「今年のFUJI ROCKで出るらしいよ!」なんていう噂も流れたほど。


そして・・・

いよいよ・・・

2011年10月に来日やで!




今日現在、発表されているのは・・・

・10/10(月)  東京・渋谷 @ LUSH & HOME 「FIGHT FOR RIGHTS vol.52」 23:00〜 
・10/15(土)  東京・新宿 @ MARBLE 「CLANDESTINO SP」 22:30〜
※詳細はJAPONICUSさんのHPで


そしてTWITTER情報によると・・・

・10/11(火) 東京・西麻布@Eleven「Strictly Dancing Mood」 22:00〜
※詳細はPART2STYLE SOUNDのHPで

他にもあるのかな〜、どうなんだろうね〜。

とりあえず今GET出来る情報はこんなところです。


来年にでもフル編成で来日してもらうために、今回のレオ&カチャの来日を盛り上げましょう!


Arriba La Vaina!(アリーバ・ラ・バイナ)・・・(楽しもうぜ!Let the good times roll )







・・・・・・・・2011.10.23 追記・・・・・・・・・・・ 

CHE SUDAKAのレオとカチャが2011年10月に来日しました。

※Che Sudaka(チェ・スダカ) 来日公演レポート(2011年10月)












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※このアルバムの2曲目に収録の「Calle Luna」(PV?)




※このアルバムの3曲目に収録「Mentira politika」(PV)




※このアルバムの6曲目に収録の「La risa bonita」(LIVE)




※このアルバムの曲目に収録の「Sera posible」(LIVE)




※このアルバムの11曲目に収録の「Soberbia」(ACOUSTIC LIVE)





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