CONGOTRONICSってのが、KONONO NO.1とかKASAI ALL STARSなどが代表バンド。
アフリカ・コンゴのリケンベ（親指ピアノ）という楽器にアンプを繋げ、コンゴの民族音楽を大音量で演奏したのが「コンゴトロニクスシリーズ」として世界に広がっています。

※KONONO NO.1に関してはこちら（5年前の雑なレビュー）

「コンゴトロニクスシリーズ」ってのは、レコードショップのWORLD MUSICコーナーに通っていれば一定周期で大きく取り上げられるネタですね。



取りあえず、本作の収録内容が以下。

●DISC 1
01. DEERHOOF vs KASAI ALLSTARS : Travel Broadens The Mind
02. ANIMAL COLLECTIVE vs KASAI ALLSTARS : Quick as White
03. ANDREW BIRD vs KONONO No.1 & SOBANZA MIMANISA : Ohnono/Kiwembo
04. TUSSLE vs KONONO No.1 : Soft Crush
05. GLENN KOTCHE vs KONONO No.1 : Traducteur de transmission
06. LONELY DRIFTER KAREN vs KASAI ALLSTARS : Hunting on the Moon
07. JHEREK BISCHOFF vs KONONO No.1 : Kule Kule (Orchestral Version)
08. WOOM vs KASAI ALLSTARS : Enter The Chief
09. JUANA MOLINA vs KASAI ALLSTARS: Hoy supe que viajas
10. MARK ERNESTUS vs KONONO No.1 : Masikulu Dub
11. SKELETONS vs SOBANZA MIMANISA : Kiwembo/Unstuck
12. JOLIE HOLLAND & JOEL HAMILTON vs KASAI ALLSTARS : Nyeka Nyeka
13. AKSAK MABOUL vs KASAI ALLSTARS : Land Dispute

●DISC 2
01. SHACKLETON vs KASAI ALLSTARS : Mukuba Special
02. HOQUETS vs KONONO No.1 : Likembes
03. MICACHU & THE SHApES vs KONONO No.1 : NO.K
04. MEGAFAUN vs KISANzI KONGO : Conjugal Mirage
05. AU vs MASANKA SANKAYI : Two Labors
06. ALLA vs BASOKIN : Mulu(me)
07. BEAR BONES, LAY LOW vs KONONO No1 : Kuletronics
08. BURNT FRIEDMAN vs KONONO No1 : Rubaczech
09. ONEIDA vs KONONO No.1 : Nombre 1!
10. OpTIMO vs KONONO No.1 : Wumbanzanga
11. BASS CLEF vs KASAI ALLSTARS : The Incident At Mbuji-Mayi
12. EYE vs KONONO No.1 : Konono Wa Wa Wa
13. SYLVAIN CHAUVEAU vs KONONO No1 : Makembe

【下線引いたアーティストがFUJI ROCK'11に出演する"ROCKERS"】

※DISC.1の視聴はこちら
※DISC.2の視聴はこちら



KONONO No.1やKASAI ALL STARSに魅了された世界各地のミュージシャン26組が参加して、作成された2枚組み全26曲入りの超大作。

内容はカヴァーやリメイク、元曲にインスパイアされた上でのオリジナル曲を制作してもらおうというのが本作の意図だそうです。

リリース元はベルギーのCRAMMED DISCS（クラムドディスクス）。

設立者Marc Hollander（マーク・オランデル）が自ら企画した本作は、制作に当たってCONGOTRONICSを愛する世界中のアーティストを選びつつ、2,000通以上のメールのやりとりを行ったそうです。

世界を跨ぐトリビュート、この辺りのエピソードを知るだけで、相当な苦労が想像できます。

コンゴトロニクスのヤバさを各26アーティストが26通りの感性で料理した楽曲達は、味わい方も変わってきます。

正直、知らないアーティスト満載なのですが、有名どころだと、FUJI ROCK'11の3日目に出演のWILCOのドラム、グレン・コッチェとかAnimal Collectiveとか日本からはEYEとかも参加してます。

トランシーな展開を強調してたり、デジタル処理で遊んでみたり、レイヴァーが楽しめそうな感じや、参加アーティストの色にガッチリ染めてみたり、いろいろ。

ちなみにFUJI ROCK'11参加メンバーのDEERHOOFやSKELETONSのトラックはヤバいですよ。

あくまでアルバム制作のために作られた楽曲達は、収録曲全部丸ごとLIVEで味わうってのは不可能になるわけです。

「FUJI ROCK'11にCONGOTRONICS vs ROCKERSが出演決定」と聞いて、「え？どういう事？」って思った方も居るわけですね。

LIVEに出演するのはKONONO No.1やKASAI ALL STARSの抜粋メンバーと、アメリカのノイズロック系バンドのDEERHOOF、アルゼンチンの魅惑の女性SSWのJUANA MOLINA、アメリカのエクスペリメンタル楽団SKELETONSのメンバー。
そして、アルバムには参加してないですが、 スウェーデンの男女デュオWildbirds & Peacedrums。

総勢20名だそうで、どういうLIVEになるのか予想が難しいのだけど、「ヤバそう」な匂いは強烈に漂っております。

そう考えると、本作収録の楽曲がそのまま演奏されるってのは無いはずで、プラスの化学反応がどこまで危険な音に変わってくるかってのがこのLIVEの醍醐味なのかなと。

しかも世界混合なセンスとか、20名が一緒に音を出すヤバさとか、見た目・パフォーマンス的なヤバさとか。

シチュエーションは森の中の夜ってのも、相乗効果を生み出す事でしょうね。

ORANGE COURTじゃなくミラーボールをスロー回転させたHEAVENの方が良いと思うんだけど、というか、GREENとかWHITEにぶっ込めばいいのに・・・って、その辺までは文句言わなくていいかぁ。




ちなみにFUJI ROCK'11の出演メンバーは以下。

[CONGOTRONICS]
コノノNo.1（来日メンバー未定）/ カサイ・オールスターズ（来日メンバー未定）

[ROCKERS]
ディアフーフ（サトミ・マツザキ:bass,vo / グレッグ・ソーニア:dr / ジョン・ディートリック:g / エド・ロドリゲス :g）
フアナ・モリーナ（vo,g）
スケルトンズ（マット・ミーラン）他未定
ワイルドバーズ＆ピースドラムス（マリアム・ワレンティン:vo / アンドレアス・ウェルリン:dr）（CDには不参加）


FUJI ROCK’１１が終わった翌日には単独公演も有り。
これも行きたいっちゃあ行きたいね。
行こうかな。
どうでしょう。

コンゴトロニクス（コノノNo.1+カサイ・オールスターズ） with フアナ・モリーナ、スケルトンズ
8/1（月）渋谷クラブクアトロ
18:00開場　19:00開演
前売：6,000円（税込・スタンディング・ドリンク別）
※詳細はこちら


ひとまず、細かい動向をチェックした方は、PLANKTONのHPで。

※PLANKTONのHPはこちら

こんなぶっ込みをしてくれるFUJI ROCKはやっぱり熱い！
今年のFUJI ROCKはたくさん節約して、たくさん募金もするんだぞ！




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※Congotronics vs Rockers official live video: "Ambulayi Tshaniye"



※Congotronics vs Rockers "Super Duper Rescue In Kinshasa" (official live video)



※このアルバムDISC.1の11曲目に収録のSkeletons（FUJI ROCK'11出演） Vs. Sobansa Mimanisa -「 Kiwembo-Unstuck」





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