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Marc Ribot Y Los Cubanos Postizos

『Marc Ribot Y Los Cubanos Postizos』

※amazonで詳細を見てみよう★


流行ってるのかしらんけど、ちょいちょい見るんだけど。
ヤングギャルのさ、茶のウィングチップのハイカットの胡散臭いブーツ(推定10,000円〜15,000円)。
あれはイケてね〜な〜。
ALLSTARのハイカット履いてくれた方が健康的だな〜。

では淡々とレビュー。


FUJI ROCK'11に参戦決定しているアーティスト行っておきましょう。

MARC RIBOT Y LOS CUBANOS POSTIZOS(マーク・リボー&ロス・クーバノス・ポスティーソス)という名義。
直訳で(マーク・リボーと偽キューバ人たち)というおもろそうなバンド。

上のジャケは1998年、【MARC RIBOT Y LOS CUBANOS POSTIZOS】名義のアルバム『Marc Ribot Y Los Cubanos Postizos』。
この名義だと2作目のようです。

※全曲視聴はこちらから
※MARC RIBOT のオフィシャルHPはこちら




マーク・リーボウと偽キューバ人たち


トム・ウエイツやエルビス・コステロの後ろでギターを弾いていたりした方で、知る人ぞ知るミュージシャンみたいですね。
最近だと、ノラ・ジョーンズのバックバンドなんかにも参加しているそうです。

ソロ作はたくさん残しているようで、トム・ウェイツやコステロ絡みの時代から聴いているコアなファンはその辺まで追っかけているんでしょう。

MARC RIBOT Y LOS CUBANOS POSTIZOSの名義ではダンディーなLATIN MUSICを奏でます。

編成はMARC RIBOTがギターをメインに弾きつつトランペット吹いたり、たまに歌ってみたり。
LOS CUBANOS POSTIZOSのメンバーがベース、ドラム、パーカッション。
そんなシンプルな編成。

意外なゲストではJAZZ/JAM BAND系ファンの間で、独自のポジショニングをキープしているMedeski, Martin & Woodより、オルガンの John Medeskiが1曲だけゲスト参加しているという。

MARC RIBOTもMM&Wの作品にゲスト参加した事があるらしい。
『The Dropper』とか『End of the World Party』辺りとか。



内容は先にも述べたけど、ダンサブル爆発というよりはシンプルで大人なLATIN風味なんだけど、終始主役はMARC RIBOTのギター。
これがかなりカッコ良いんだ。
YOUTUBEのLINKも貼っておくんで、お時間有る方は是非。

ねっとりスローなギターソロを聴かせるナンバーや、管楽器アレンジも加えつつそこそこ踊れるナンバーなどが混じっておりますが、基本はギターが主役。

その辺はギター好きにはたまらない訳だけども、収録曲のほとんどは1940年代50年代に大活躍したキューバ音楽の盲目の巨匠Arsenio Rodriguez(アルセニオ・ロドリゲス)のカヴァーになっています。(Arsenio Rodriguezもギター弾き)

というか、このアルバム自体がそもそもArsenio Rodriguezのトリビュートという主旨で作られたものみたいです。

ROCK方面から接近した方は「Arsenio Rodriguezって誰?」ってなるのかも。

こうやって、いろんな固有名詞並べて一歩引いて眺めてみると、この作品にたどり着く道筋としてROCKやROOTS ROCKファン、JAZZ・JAMファン、CUBA・LATIN音楽ファンなどいろんなルートが有るように思えますね。


実際アルバムを聴いていてもそんな印象が浮き出て来ます。

カヴァーだけにラッパも入ったArsenio Rodriguez楽団っぽい曲も有るし、20年後のSPECIAL OTHERSがギターメインでやっているような曲、ギターでねっとり&しっとり聴かす曲などいろいろ有って、楽しめるポイントをいろんな部分で感じ取る事が可能。

何より、出来あがった感じで「カッコイイ」んですわ。

LATIN音楽って、問答無用でリズムが重要な音楽なんですけど、SAMBA、MARIACHI、SONなどなど、何気にギターの存在も大きいんですよね。

普段、私が聴くような音楽と比べればダンディズム満載な感じはするんだけど、これがカッコ良かったんです。
想像とYOU TUBE映像での判断ですが、LIVEも良さそうですね。



まあ、そんなアーティストをサクっと呼ぶFUJI ROCKのセンスってのも憎いわけですよ。

汗ダクで踊りまくるって感じではなく、LATINのリズムと気持ちよいギターソロを体中で浴びてユラユラしちゃうような、FUJI ROCK出演アーティストの中ではちょっと大人なアクトになりそうです。


FUJI ROCK'11は10年ぶりの来日だそうで、FUJI出演後にはツアーもやるらしいです。
ほ〜、TOM'S CABINさんが絡んでいるのですね。
※詳細はこちら





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※2曲目に収録の「Aurora en Pekin 」 (LIVE)




※6曲目に収録の「Los Teenagers Bailan Changui」(LIVE)





※7曲目に収録の「Fiesta En El Solar」 (LIVE)







※ちなみにArsenio Rodriguezってこんな感じ




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