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NOVOS NANIWANOS
※amazonで詳細を見ようじゃないか
普段は蕎麦焼酎を黒ウーロン茶で割って飲んでる(1杯目でウコンサプリの錠剤を12粒飲む)のだけど、気分が乗ってたまにハイボールにしてみるとすぐにグラングランになる。
そう、ウィスキーの度数は40度というのを忘れてるのだ。
そんなんどうでも良いから、淡々とレビュー。
大阪でブラジル音楽やってるグループ、NOVOS NANIWANOS (ノボス・ナニワーノス)。
ブラジル音楽でもサンバやボサノヴァじゃなく、北東部の伝統音楽というマニアック路線をナニワ風味で奏でる、いてまえバンドです。
上のジャケは2008年リリースの1stミニアルバム『NOVOS NANIWANOS』。
※NOVOS NANIWANOSのMYSPACEはこちら
※NOVOS NANIWANOSのオフィシャルHPはこちら
1994年からライブ活動を開始。
96年に一旦解散、7年間の休止状態を経て2004年再結成し今に至る。
2006年末、ライブ動画をYOU TUBEに公開したところ、ブラジルの大手新聞やバイーアの名門サッカークラブのオフィシャルサイトに取り上げられ、現地からのネットでのアクセスが殺到。
2007年のブラジル最大のファッションイベント「FASHION RIO 2007」では、有名デザイナーでるThais LossoのショーのBGMに採用され、「MTV BRASIL」や、「ロイター・ブラジル」「TV GLOBO」などのニュースサイトで大きく報じられる。
MARCOS SUZANOや MORENO+2も熱いエールを送るほどでブラジル本国で人気急上昇中。
何気に手にして、軽い気持ちで買ったCD。
調べてみればこんなエピソードを持つ大阪のバンドです。
大阪という事で、なかなか東京には来ないみたいですが、J-WAVEの「サウージ・サイダージ」のイベントには過去に出た事があるみたいです。
日本でお馴染みのブラジル音楽であるSAMBAやBOSSA NOVAじゃなく、ブラジルの北東部の伝統的お祭り音楽FREVO(フレーヴォ)やバイーアのお祭り音楽を意識しているというバンドで、日本では他に居るのかね。
CD屋でジャケを見た時はBOSSA NOVAのバンドかなと思って買ったんですが、聴いてみたら内容はぶっ飛んでました。
NHKの歌のお兄さんぽい男性ヴォーカル、日本語バリバリの歌詞、しかも「ナニワ」という単語もよく出てくる。
それどころか「島木譲二」とか「通天閣」とか「食い倒れ」という単語まで出てきますからね。
そして恥ずかしくなるほどの全開なシンセサイザーの音、テンションの高い曲調やコーラス。
でもでも、よく聴くと小刻みスネアドラムや、ドデカいパーカッション2つでビートを刻み、ブラジル北東部音楽にアレンジされているという。
それらの各要素がMIXされることによって、ナニワのブラジル祭ミュージックが誕生したのである。
まあ、見る&聴くのが一番早いので気になっちゃった方はMYSPACEやYOU TUBEでチェックしてみましょう。
おもろいですよ。
さてさて。
リオのカーニヴァルは日本でも有名だけど、バイーア地方の祭もあって、さらに北東部のRECIFE(レシーフェ)という地域の祭もあって、それらがブラジル3大祭として知られているという。
その北東部のRECIFEやバイーアの音楽を意識した音楽を大阪の数人がやっているわけです。
SAMBAとは全然違う独特の音楽で、今まで北東部の音楽に馴染みが無い人には全くの新ジャンルに聴こえると思う。
そこにこそ深い魅力が隠されていて、私も長い間、緩〜くハマってる音楽なのであります。
あまり詳しくないのですが、いろんなCDを聴く度に、ほんと多種多様な音楽に出会えるので、聴き甲斐、掘り甲斐、調べ甲斐がハンパないです。
Chico Science & Nacao ZumbiやMUNDO LIVRE S/Aなどで有名な魅惑の音楽カルチャー"マンギビート"だって北東部だし、FORRO(フォホー)だって北東部地方【ノルデスチ(Nordeste)】ですからね。
ブラジルの玄関口って事で、長い歴史の過程でさまざまな条件が化学反応して出来上がって来たというのは間違い無さそうですね。
話が反れました。
まあ、そこまで考えさせられるとは予想もしてませんでしたが、ブラジル北東部音楽の威力を大阪バンドで感じるという奇跡のバンド。
要チェックであります。
ちなみに1曲目の「新しいナニワ」はSalud!!でもかけた事有り。
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※1曲目に収録の「新しいナニワ」(LIVE)
※7曲目に収録の「大阪おんな」(LIVE)
※アルバム未収録「夢芝居」
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