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『Automatik Kalamity』
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2010年、奇跡のMANU CHAO来日記念投稿。
MANU CHAOを大いに関係のあるAnoukという女性シンガー。
上のジャケは1997年リリースのデビューアルバム『Automatik Kalamity』。
※全曲視聴はこちらから
オランダ出身で同姓同名の女性シンガーも居るので要注意。
こちらのAnoukは濃い〜情報はあまり有りません。
MANO NEGRAの作品やMANU CHAOの『Clandestino』なんかにもVOCALとして参加している女性シンガー。
昔、MANU CHAOと付き合っていたという噂は本当かどうかは知りませんがすげー美しい女性であります。
先に言っておきます。
基本的には、AnoukというアーティストはRadiochango JP主催のMANU CHAO講座で、音楽評論家である鈴木孝弥氏の話で初めて知ったアーティストでして、これから書く内容ってのもその講座でGETした情報が多く含まれます。
まずは2曲目に収録の「Une Apres-midi de chien」。
ズバっと曲名・アーティスト名が出ないけど、完全に60年代JAMAICAN ORIGINAL SKAの有名曲をバックトラックに使用。
10曲目の「I Don't Like」もそんなノリですね。
6曲目の「Ce Jour la」はMAX ROMEOの「One Step Forward」のバックトラック。
4曲目「Politik」は、聴けば1発、MANU CHAOの2007年リリースの『La Radiolina』に収録の「Politik Kills」なのです。
10年位前に形になった曲をAnoukに提供しつつ、その10年後には自分のアルバムにサラリと別バージョンで突っ込む。
その他、MANO NEGRAにMCとして参加していたFIDEL NADAL(フィデル・ナダル)もこのアルバムにところどころ参加しております。
彼は元TODOS TUS MUERTOSで、TODOS TUS MUERTOSとしても1999年にFUJI ROCKに来てますし、2002年にはソロでFUJI ROCK参戦、噂によると同年のFUJI ROCKのManu Chao Radio Bemba Sound Systemに飛び入り参加してたとの事。
11曲目の「Hi Hello Part 2」はTODOS TUS MUERTOSの『Subversiones』(1996年作)に収録の「Slenteng」というのベースラインなんですよね。
その「Slenteng」はもしかしたらREGGAEの曲から引っ張ってるのかも、いや、きっとどうだと思うんです。
全体的にみられる、こういうバックトラックの使い回し自体がJAMAICAN MUSICからの影響なんだと。
HIP HOPやREGGAEでよくある、「アレ?このバックトラックってあれじゃん!」的なね。
それを自分のテリトリーの中で思う存分楽しむという。
このアルバム、MANU CHAOテイストのJAMAICAN MUSIC基盤で出来あがったアルバムで、その女性ボーカルが Anouk、そんな印象です。
REGGAEをどっぷり聴いた方には、もっともっと細かい発見が有るだろうし、MANU CHAO経由でこのアルバムを聴いたのなら、それはそれで細かいところに感動がある、そんな内容。
何も知らずにこのアルバムを聴くのと、何かを経由してから聴くのでは相当深みが違うと思うんですよね。
何も事情を知らずに聴いたら、もしかしたらインパクト薄いかもね。
このアルバムが出て、MANUはソロで世界で活躍し、SKAやREGGAEも10年以上深く世界に浸透した今聴く事で、深さが増すという。
ぬか漬けみたいなアルバムなわけです。
私は完全にMANU CHAO経由なんで、聴いていて楽しくてしょうがないです。
どうですか?
ここまで読んで興味が湧くかどうか。
気になる方は要チェック。
簡単にCDは手に入りますんで。
とりあえずですね、明後日10/4、MANU CHAO@恵比寿リキッドなんです。
さらに朝霧でもう1回味わえる。
今や30過ぎたオッサンですが、18歳のころから数々のLIVEに通いました。
これほど緊張するLIVEってのは明らかに初めてです…。
泣くのか笑いのかクソ漏らすのか。
どうなるんだ一体!!
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※2曲目に収録の「une apre midi de chien 」(PV)
※4曲目に収録の「politik」
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