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『Tripopular』
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2005年3月にスタートしたこのBLOG。
もうすぐ6年だ…。
小学生が中学生になる。
「よしこのバンドレビューすっか」と思って書き始めて、情報収集のためググると数年前に投稿した自分のBLOGの記事が引っかかる事もしばしば。
なんとかして分かりやすいサイトマップを作りたいなぁ。
ではまあ、淡々とレビュー。
「フランスのディープサウスが、今。面白い!」という帯のコメントでお馴染みのメタカンパニーさんのフランスのオクシタニア音楽シリーズ。
Femmouze T (フェムーズT)というアーティストです。
フランス伝統音楽とブラジル音楽の融合という奇抜なアイデアが爆発してます。
上のジャケは2005年の3rdアルバム『Tripopular』。
※全曲視聴はこちらから
※Femmouze T のMYSPACEはこちら
※Femmouze T のオフィシャルHPはこちら
1992年にブラジルのバイーア出身のアコーディオン奏者リタ・マセドとフランス出身のタンバリン奏者フランソワーズ・シャピュイが結成した女性2人のユニット。
アコーディオンとタンバリンの組み合わせで、そこに女性ヴォーカルが乗ります。
ここまでの説明だと、フランスっぽい音楽が出来あがっても良さそうなんですが、実際はフランスっぽくないんですねぇ、これが。
普通の日本人がイメージする「フランスの音楽」っていうと、シャンソンとか小西康陽がプロデュースしてそうな感じがしそうですが、実際はSKAバンドも多いし、ROCKやHIP HOPもさかんだし、はたまたTRADITONALな音をガチでやるミュージシャンも多い、MANO NEGRAとかLES NEGRESS VERTESもフランスだし、Gnawa Diffusionもフランス。
DJANGO REINHARDT(ジャンゴ・ラインハルト)やチャボロシュミットとかのGYPSY SWINGもフランスだもんね。
そんな延長でブラジル音楽もたくさんあるわけで。
クレモンティーヌもフランス産BOSSAでは有名ですね。
これは、大昔にブラジルのミュージシャンが政府から反体制派として扱われ、パリに亡命する事が多くて、それが影響しているらしいのだな。
J-WAVEの大人気ブラジル音楽番組「サウージ・サウダージ」の司会が滝川クリステルになったけど、クリステルは日本とフランスのハーフである(たまたまだね)。
でもって、このFemmouze Tは、ブラジル音楽の中でもSAMBAやBOSSA NOVAではなく、それらとはまた違った独特の魅力のある北東部の音楽をやっているのです。
これが胸キュンポイント。
言葉はフランス語、アコーディオンもまあフランスっぽいですね。
でも、ブラジル北東部音楽FORRO(フォホー)で使用するトライアングルがチリンチリンなってます。
元々、FORROはアコーディオンが入る音楽ですから、不自然さゼロで融合しちゃうんですよね。
でもってFORROって裏打ちビートだったりするんで、SKAっぽい。
こんな感じに仕上がってくると、RUSTICなノリ、もしくは生音系の民族音楽的ダンスミュージックとして、胸キュンどころかパイオツカイデー状態です。
前情報無しでこの音楽聴かされたら、どこの国の音楽かはわからないかもね。
歌詞の内容は喫煙賛歌や同性愛者の悲哀をテーマにしてみたり、ピレネー山脈に伝わる伝統曲、ブラジル北東部のノルデスチ伝統曲なんかを歌うそうです。
濃い〜2人組ですね。
フランスのディープサウスで奏でられるブラジル北東部の音楽をジャパンのオヤジがSHOCHU飲みながら聴くって…。
まあね、深く考えずPOGUESとかALAITS ETA MAIDER(アライツ・エタ・マイデル)を聴くノリで聴くってのがよろしいかと。
ちなみに、10曲目の「L'Estaca」はSalud!!でもかけた事ある私のお気に入りKILLER NUMBER。
※全曲視聴はこちらから
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