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Kitty Daisy & Lewis (Dig)

『Kitty Daisy & Lewis (Dig)』

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お店で定食を食べる時の話。「ご飯のおかわりを半分くらい」と頼むと、どう見ても半分では収まってない量が盛られてくる。おかずとのバランスを考えての注文なのに。結局、得はしてるのだけど、その後は白米多めのバランスでおかずをチビチビ行かなくてはならないのだ。それが不本意なのだ。
今度「ご飯のおかわりを1/4、いやさ!2/7で!」と頼んでみようと思う。

でも、淡々とレビュー。

FUJI ROCK'10参戦アーティストでやんす。

ロンドンの3人組みKitty, Daisy & Lewis (キティー、デイジー& ルイス)。

上のジャケは2008年リリースの『Kitty Daisy & Lewis』。

※全曲視聴はこちらから

※Kitty Daisy & LewisのMYSPACEはこちら

Kitty, Daisy & Lewis



メンバーは姉のDaisy、弟のLewis、妹のKittyの姉弟3人。

デビュー時は3人とも10代なのに、ギャップたっぷりの音楽性。

ハーモニカやスティール・ギター、アコーディオン、ウッドベース、トロンボーンなどを用いて、R&B、ブルース、ロカビリー、ハワイアン辺りの曲調を使い、これまた古〜い感じの音をCDに詰め込んで、雰囲気万点のナンバーを連発します。

50年代以前の、いわゆる過ぎ去った時代の音楽を、10代の3人組が、この21世紀に、冗談抜きで真剣に演奏する、しかもカッコ良くね。

お母さんは元パンクバンドをやっていて、お父さんはアイランドレコードでエンジニアを
やっていたそうで、そんなDEEPな両親の間でスクスクと育った結果がこの音楽なのです。

ちなみに、ご両親はベースとギターでサポートメンバーとして入ってるみたい。

収録曲のほとんどは古〜い曲のカヴァーらしいです。

その辺の理由から、古い音源をあさって聴いている音楽ファンのツボをピンポイント刺激、尚且つ、そんな免疫がない現代音楽ファンにとっても斬新に捉えられるという現象が起きるわけです。

朝霧jam'08で早くも来日しておりますが、その時はギャズ・メイオールがステージに現れ、このバンドを紹介しました。
※この辺の記事で朝霧のLIVEレポートが読めます

ギャズが惚れ込むバンドって事で、なんとなくどんな筋なバンドか分かって来ますね。

大手レコードショップでも結構注目されてましたし、視聴機もガンガン占拠してたんで、CDもかなり売れたんじゃないでしょうかね。

JAMAICAのORIGINAL SKAを奏でる現在進行形のバンドがたまにやってますが、アルバムの録音はアナログ機材のみ使用の録音だそうです。

Jim Murple memorial的なね。

この辺はお父さんのアイデアで1発ですかね。



演奏は粗削りな部分も有るのですが、アナログ録音とのバランスで絶妙なダシが出てまして、逆にカッコよく聴こえちゃったりするし、そうかと思えば「10代でそんなエロい強弱使ったセクシーヴォーカル出来んのかい!」とポテンシャル自体に驚かされたり。

ご両親から旅立って、3姉弟が30代になったらどうなるんだろうか…
末恐ろしいっすね。

以外にリバウンドでバキバキのテクノユニットとか組んだりして。

まあ、CDもカッコ良いし、LIVEも文句なしでカッコ良いんで、ノーチェックだった方は是非とも注目です。




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※1曲目に収録の「Going Up The Country」(PV)





※6曲目に収録の「Mean Son of a Gun 」





※8曲目に収録の「Mohair Sam 」






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