ブログネタ
WORLD MUSIC に参加中!
屈強のコンゴ魂

『Tres Tres Fort (屈強のコンゴ魂)』

※amazonで詳細を見てみるっぺさ



毎日飲んでるウコンのおかげか、健康診断の肝機能はなんとか「B」で止まりました。
さすがウコン。
今後はシムケンばりにシジミのオルニチンも摂取していくかな。

では久しぶりに淡々とレビュー。


信頼度高きPLANKTONさん経由で知ったアフリカはコンゴ民主共和国のアーティスト、Staff Benda Bilili(スタッフ・ベンダ・ビリリ)。
PLANKTON経由のアフリカのアーティストだとKONONO NO.1でぶっ飛んだ方も多いでしょうが、次はこのバンドです。

WORLD MUSIC好きならチェックしてる方も相当多いことでしょう。

上のジャケは2009年2月に出た世界流通盤アルバム『Tres Tres Fort』。

※全曲視聴はこちらから

※Staff Benda BililiのMYSPACEはこちら
※のStaff Benda BililiオフィシャルHPはこちら





staff-benda-bilili


ご存知ない方のために軽く。

小児麻痺で下半身不随となった車椅子ミュージシャン、松葉杖のシンガー、メンバーに拾われたストリート・チルドレンなどの8人組のバンド。

"Benda Bilili ”とは「外見を剥ぎとれ」という意味だそうです。

彼らは日々路上で寝泊りをし、ストリートパフォーマンスで注目を集め、やがてそれを見たフランスの映画監督が映画化を企画、その映画で彼らの音楽を聴いたベルギーのCRAMMED DISC(クラムド・ディスク)というレーベルのプロデューサーのハートを射止めレコードデビューするに至ったそうです。

録音は現地コンゴにて、電気もスタジオも無い環境で、12本のマイクのみを使い3〜4年かけて制作。

本人達は純粋に「アフリカでナンバーワンの音楽家になる!」という姿勢で音楽を奏で、その音楽は世界中の音楽ファンの注目を集めるという結果になったのです。

遠く離れた日本でも、このアーティストを大々的に(WORLD MUSICのジャンルとしては)取り上げ始めたのがPLANKTONさんというわけです。

CD流通どころか、2010年秋には招聘まで行う本気さには素直にリスペクトです。


路上の車椅子ミュージシャン、スタッフ・ベンダ・ビリリを5年にわたって記録した奇跡のトゥルー・ストーリー『ベンダ・ビリリ!〜もう一つのキンシャサの奇跡』は、カンヌ国際映画祭のオープニング作品に選ばれたそうです。

WORLD MUSICの祭典WOMED 2009では、The WOMEX 09 Awardsを受賞し、FUJI ROCKのモデルにもなっているイギリスのGlastonbury Fes 2010にも参加してます。

そして今秋、来日公演と共に日本でも公開予定ですので要チェック。

※詳細はこちらから




さて、内容。

コンゴ大衆音楽「コンゴリーズ・ルンバ」という音楽がベースになっているそうで、キューバ音楽の影響もあるみたいです。

ざっと聴いた限りでは、かなりのオーガニックサウンド。

どう聴いても、機材による音のアレンジは行われていないと思われます。

声と生楽器のみの音楽。

ゆっくり目な曲ではアフリカっぽさやカリビアンな香りを漂わせ、そうかと思えば「SEX MACHINE!」とコーラスを入れるROCKIN’でFUNKYなダンスチューンをぶっ放ち、さりげなく裏打つ曲はORGANIC REGGAEを感じさせます。

要はアフリカ音楽というくくりは考えなくてもOK。

ギター、打楽器とヴォーカル、そして聴き慣れない弦楽器の音。

この変な弦楽器の音がとてもクセになる音で、絶妙なバランスでバンドの個性を高めています。

この弦楽器、なんと、空き缶にギターの弦を1本張っただけの楽器らしい。

さすが、ストリート産です。

ヤバいっすね。

この音がとても斬新で、ビシビシとWORLD MUSICファンの感性を刺激してきます。

パーカッションは木箱を改造したモノで、ウッドペースのスラッピングにも聴こえてくるから不思議。

これもヤバいっすね。

メンバーのほとんどがヴォーカル&コーラスを担当しているのも迫力が有り魂が溢れ出してますし、メロディーも全体的にとてもキャッチーで、1度聴いたら脳みそにこびりつく程のインパクトです。

こんなやっつけ表現で申し訳ないんですが、醸し出す"音の感じ"がどこかMANU CHAO風味な印象を受けるのは私だけ??


2009年の3月に日本で発売という事で、大手レコードショップでもコーナーが設けられ、注目度は高かったわけですが、なんとなく「いや、KONONO NO.1が良かったからって、オレはコレには乗らないぜ」とか、意味の分からぬ反抗心で聴いてませんでした。

ようやく聴いたのは2010年の春です。

最初は期待してなかったのですが、そんな予想は余裕で裏切られ、最初の数曲で「ヤバいなコレ」という印象を受けました。


何度か聴いた後はYOU TUBEのLIVE映像でさらに衝撃です。

いろんなバンド見て来たつもりですが、なんというか、正直、初体験なビジュアルですよ。

これがカッコイイんですわ。

アフリカ音楽はほとんど聴かないんですが、こういうの聴かされちゃうと掘りたくなってしまいますよね。

いや、知らなかった方、とりあえずチェックです。





ランキング参加してます。
1日1クリック有効。
banner_02






※3曲目に収録の「Je t'aime 」(LIVE)





※10曲目に収録の「Staff Benda Bilili」〜11曲目に収録の「Mwana」
 (LIVE オーケストラバージョン)




※6曲目に収録の「Sala Mosala 」


※TOPページはこちら
※このBLOGについてはこちら
※サイトマップはこちら