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『ガリシアの誘惑』


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なんだかんだで1カ月前になっちまった。
3か月って早いのよね、意外に…
何がって?

新宿3丁目3大FES「Salud!!」がやで!!!

では、淡々とレビューやで!!!


CELT文化の影響を強く受けるスペインのガリシア地方のTRADITIONAL BANDであるMilladoiro(ミジャドイロ)やで。

ガリシアのThe Chieftainsとでも言っておきましょうか。

上のジャケは1996年作のLIVEアルバム『ガリシアの誘惑』です。

※MilladoiroのオフィシャルHPはこちら





Milladoiro

The Chieftainsに惚れ込み、「CELT圏には他にもこんなバンドがたくさんいるのかしら?」という期待に胸を膨らませ、CELT MUSICを掘りあさっていた事に見つけたバンドです。



日本ではThe Chieftainsのアルバム参加がキッカケでWORLD MUSICファンの間で知られるようになったそうです。

とは、言ってもとても知名度はまだまだ低いでしょう。



スペイン・ガリシアにて1978年結成の超ベテランバンドで、今でも現役のようです。

そう、CARLOS NUNEZ(カルロス・ヌニェス)も同郷ですね。

15枚以上アルバム出しているんじゃないでしょうか。

その内、日本で聴けるのは何枚なのかな…

この『ガリシアの誘惑』は来日記念盤だそうで、日本初上陸作なんだそうだ。

来日した事があるっても凄いな…。

PLANKTONさん頑張ってもう1度呼んでくれないかな…。


スペインのガリシアはCELTの文化が影響している地域ですが、ガリシア特有の伝統音楽やLATIN系の音楽の影響も受けている地域のため、いわゆる、ストレートなIRISH系のような曲調じゃなかったりします。

その辺が聴いていておもしろいというか癖になるというか。

「ガリシア」っていう一つのジャンルとしても考えても良いくらいです。

Milladoiroも同様で、CELTっぽさは有りますがREELやJIGとは違った独自のダンスミュージックを奏でます。

アコーディオン、ブズーキ(アコギみたいな楽器)、マンドリン、ハープ、オカリナ、ティン・ホイッスル、そしてガイタ。

ガイタとはバグパイプの仲間で、通常のハイランドパイプより高音で濁りのない尖った感じの音が特徴です。
※バグパイプネタ

そう、バグパイプ入りのダンサブルでTRADなバンドなのです。

個人的に大好物。

POGUESやDROPKICK MURPHYSと比べてはなりませぬ。
土俵が違いますから。

ROCK的なダンスミュージックではなく伝統音楽としてのダンスミュージック。

いや、そんな分け方はもはや必要ないかもな。

このアルバムはLIVE盤。
観客もうるさくないし、録音状態も良いため、うっとうしさみたいなものがないです。

うっとうしいどころか、演奏中にテンションが上がった瞬間、メンバーが「フォーーッ!」とか叫んじゃうところとかは最高。

私もDJでCELTのTRAD DANCE TUNEをかけたりしますが、ブース内で叫んじゃいますもんね「フォーーッ!」ってね。

全8曲ですが、半分くらいは音の美しさ重視のスローナンバー。

残り半分がウキウキダンスチューンです。

ヨーロッパの伝統音楽を追い求める方は要チェックです。


※ガリシア音楽に興味がある方はこちらもどうぞ(このBLOGに何度かコメント頂いたO gaiteiro anonimoさんのサイト「Menú do día」ですが、実はコメント頂く前から知っていたサイト)


【今まで取り上げたガリシアネタ】
『The Road To Galicia』 (V・A)
CHOUTEIRA (チョウテイラ)
OS CEMPES
CARLOS NUNEZ (カルロス・ヌニェス)
Quempallou(ケンパリョウ)





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※7曲目に収録の「Brincadeiro」(スタジオ録音バージョン)



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