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『Alik』
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皆さんこんばんわ。
痔ろうラモです。
では淡々とレビュー。
Gnawa Diffusion、Rachid Taha、Origines Controlees、Cheb Balowski、ZEBDA辺りがお好みならドンピシャ。
フランスのマグレブ系移民が放つトランシーでダンサブルブルな音楽を奏でるこれまた危険な音を作り出すバンドOrchestre National de Barbes (オルケストル・ナショナル・ドゥ・バルベス)。
※マグレブとはアラブ語で「日の没する所」という意味で、“西の果て”を意味する。チュニジア、アルジェリア、モロッコの付近を示すそうだ。
上のジャケは2008年リリースの3作目『Alik』。
ジャケットのデザイン、超カッコいいですね。
※全曲視聴はこちらから
※Orchestre National de BarbesのオフィシャルHPはこちら
※Orchestre National de BarbesのMYSPACEはこちら
メンバーは11人。
移民の多いフランスならではのメンバー構成で、マグレブ系のメンバーが混ざり合っているようです。
近年、フランスでは移民2世のミュージシャンが増えてきているそうですね。
このOrchestre National de Barbesはそんなミュージシャンの代表になるバンドだったようです。
デビューアルバムが『ミュージックマガジン』誌の「1997ワールドミュージック部門第1位」に輝き、注目を集めますが、スタジオ録音盤のアルバムのリリースは9年ぶりだそうだ。
そんなわけで話題を呼び、ここ日本でも注目を集めたわけであります。
さて内容。
ギター、ドラムに数種類のパーカッション、アコーディオンやシンセサイザーなどをごった煮した音はミクスチャーファンにはよだれモノ。
通して聴いた感じは結構なROCK度を感じました。
7曲目に収録の「Sympathy For The Devil」はThe Rolling Stonesのカヴァー。
オリジナルなセンスが溢れるROCK的カヴァー。
その他の曲でも、先輩達に敬意を表したアルジェリア移民ミュージシャンのカヴァーなども試み、50〜70年代に活躍したアルジェリア人歌手を3人起用しているのも面白い企てです。
ロック、グナワ、ライ、カリブを感じれるWORLD MUSICファンはハマる方も多いでしょう。
7曲目の「Alik」なんかは同じフレーズを繰り返しトランスを感じる瞬間も有りますし、そうかと思えばPOPなダンスチューン的なアレンジをしている曲も有ったり、ギターのフレーズでカリビアンを感じさせてみたり、ンチャンチャとSKAビートを使ってみたり。
マニアックな民族音楽というよりは、踊れるROCK系WORLD MUSICという感じで非常に楽しめるアルバムです。
完成度も高く、是非ともLIVEを堪能してみたいです。
ちなみに、1stのLIVEアルバムも聴いてみました。
スタジオ盤も良いけど、LIVE盤も違った印象を受ける上物作品です。
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