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『Seun Kuti & Egypt 80』
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平日の昼間に都営新宿線の神保町駅でバッドボーイズの佐田氏を見た。
あれはすげー。
東京歩いてたらビビルね。
スーパーハードスプレーを●本ってレベルだね。
では淡々とレビュー。
今年もググッとくるアーティストがさり気なく発表されてるFUJI ROCK FESTIVAL。
FEMI KUTIは来た事がありますが、今回はなんとSEUN KUTI(シェウン・クティ)がFUJI参戦決定です。
WORLD MUSICファンならチェックせざるを得ないアフロビートの巨人FELA KUTI(1938〜1997年)の息子であります。
上のジャケは2008年リリースのデビュー作『Seun Kuti & Egypt 80』。
※全曲視聴はこちらから
※SEUN KUTI & EGYPT 80のMYSPACEはこちら
※SEUN KUTI & EGYPT 80のオフィシャルHPはこちら

FEMI KUTIは1962年生まれで、来日は3回、MOTOWNなどのアメリカのメジャーレーベルから音源を出しているのに対して、SEUN KUTIは1983年生まれの本作がデビュー作。
父親の影響をもろに音楽に反映させていて、専門家の間ではFEMIよりもSEUNの方がアフロビートの本質を受け継いでいるという意見も出ております。
海外のWORLD MUSIC系のFESではオオトリを務めるだそうです。
FUJI ROCKに関しては2008年の時点でSEUNサイドから出演希望のオファーをしていたようで、実現したのが今年(2009年)という事になります。
そりゃあ受け入れますわな。
OASISとSEUN KUTIのLIVEの時間がかぶるなら文句ナシでSEUNですよ。
8歳の時サックスとピアノのを始め、9歳の時には父の率いるバンドEGYPT 80のバックボーカルの1人としてステージに立つようになり、FELAの亡くなった1997年、15才のSEUNはボーカリスト&サックスプレーヤーとして父の後を告ぐ決心をしたそうだ。
そう言えばFEMI KUTIのLIVEでも息子がいましたね。
偉大な父親に敬意を払いながらも父親の音楽になかった要素を取り込みながら前進。
父親と比較されても、それを素直に認め、常に前進。
政治的な活動に関しては、父親とは違う考え方をもっているようで、父親FELAの「立ち上がって闘え」というものじゃなく、「立ち上がって考えろ」という内容。
要は「今の時代、下手に闘えば馬鹿を見る。我々の主張を通す最善の方法を脳みそをフル回転させて考えよう!」って事っすね。
それは、進化なのかもしれませんね。
そんなSEUN、バリバリの一夫多妻制なので異母兄弟はたくさん居たわけですが、その中でもFELAから一目置かれてたらしく、FELAの跡継ぎとしても周りの文句は無かったそうです。
やっとその音楽がここ日本でも聴けることになったという事です。
音楽的な事を話すと、確かにFELA KUTI直系。
FUNKとかJAZZとかアフリカ音楽がゴッタ煮されたダンスミュージックですね。
カッティングギターのフレーズのループとブリブリのホーン隊、数人のコーラス、そしてFELAそっくりなSEUNの声。
アルバムでは7曲収録ですが、1曲平均が7〜8分。
REGGAEなんかもそうですが、基本的には同じビートを最後まで繰り返し、聴き手の感覚を酔わせるわけです。
歌詞の内容では、アフリカの具体的な国名や「政府」「民族」「白人」「金」「マラリア」などのストレートな言葉を使いながら主張を曲に乗せております。
まだまだ若いアーティストですし、先にも述べましたが父親のFELAと比較してしまうのはしょうがない事ですが、LIVEを実際に体験できるというのは貴重なわけで、今回のFUJI ROCK参戦は楽しみなのであります。
LIVEではFELA、FEMI同様のエンターテイメント性も抜群な大所帯編成らしく、見た目の迫力も期待です。
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※3曲目に収録の「Many Things」のPV
※LIVE映像(featuring Tony Allen & Manu Dibango)
※FELAの「Shuffering And Shmiling」カヴァー
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