ルネッサ〜ンス
CABARET FIESTAでウダウダとビールを飲んでいると夜7時。
今年最大のお目当てであるバンドの時間が過ぎています。
事情は変わった・・・
即効BEERを飲み干し、ORANGE COURT、FIELD OF HEAVENを横目にWHITE STAGEへと早歩き。
丘の上からWHITE STAGEを見渡せる場所に来ました。
辺りは日が暮れ、ステージの照明が数秒に1回のペースで客席を照らします。
その照らされた瞬間、明らかにPA裏のSTAGEから遠い観客も縦ノリになってます。
「す、す、すげーーー!!!」
WHITE STAGEとは言え、トリの前の前です。
かなりの衝撃。
会場をここまで沸かせていたのアーティストとは・・・
そう!!
GOGOL BORDELLOやで!!!!
「アメリカで結成され、メンバーはウクライナ、ロシア、イスラエル出身も居り、PUNKとヨーロッパ特有の伝統音楽を混ぜ「GYPSY PUNK」などと呼ばれていたりするバンド。RADIO CHAOGOというコミュニティにも名前が入っており、MANU CHAOとも交流のあるエンターテイメント性も抜群の注目バンド。」
こんな細かい説明文なんて、このLIVEには一切関係ない!
CDは3枚程聴いたのですが、ぶっちゃけた話「なるほど〜、こんなバンド、そりゃあ世界のどこかにいるわな〜。やっと日本に入って来たのね。かと言って俺の中では大ヒットとは言えないね〜。」というのが本音。
とにかくジャケットが個性的、というよりダサいんですわ。
若いギャルに「これオススメ!」と言って渡したら完全に引かれるんじゃないでしょうか…。
それでも「LIVEがヤバい」という情報が事前に耳に入ってたため、「期待しすぎは禁物!」というノリではありながら「絶対見よう!」と決めてました。
人を掻き分け、PA横まで進み、STAGEを直視するととんでもないLIVEが繰り広げられていました!
OZOMATLIの時に振られていたStrummervilleの旗ももちろんなびいています!
ギターは激しくROCKな音をかき鳴らし、アコーディオン、フィドル(バイオリン)もPUNKノリで暴れまくる。
女性2人のダンサー?は確実にダンス歴のあるような華麗なダンスを披露。
衣装もど派手でコーラスでは2人でシャウト。
どデカいタンバリンとシンバルで演奏に加わりとにかく暴れまくる。
VOのユージンは大股開きでアコギを弾きまくり、ガラガラしゃがれ声で叫びまくり、近くで見ていた人の話だとアコギの弦は何度も切れていたそうだ。
赤いバケツを持ってきたと思ったらマイクスタンドに被せ、スティック2本でぶっ叩きまくり、視覚と聴覚の両方で観客に強烈なパンチの連発。
1日目からのんびりとFUJI ROCKを味わっていた観客はここで初めて強烈にROCKを感じたんじゃないでしょうか。
マジでビビった、強烈なアクト!!
演奏時間は50分間でしたが、私が見れたのは30分程度。
その30分間でも鳥肌立ちまくり、一気に500mlのペットボトルの蕎麦焼酎が空になってました。
LIVEが終わっても、しばらくは開いた口がふさがらず、ステージの前を離れる事すら出来ず、はっきり言って放心状態。
隣で見ていた女悪友も「す、凄いね!! ホント凄かった!!」。
特に細かいコメントなく「凄い!」の一点張り。
これは私も一緒でした。
LIVEの感想が「泣けた」とか「楽しかった」とか「好きな感じ」とかではなく「凄い!」という形容詞で表現されるLIVE。
これはなかなか無いです。
相当ぶっ飛んだLIVEでした。
間違いなくFUJI ROCK’08の私のベストアクト!!
いやぁ、今思い出しても鳥肌が立ちます。
CDじゃあ分からない魔力です。
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叫べ! 叫ぶんだ!!
FUJI ROCKベイベーーーーーー!!!!
※"60 Revolutions" - Gogol Bordello(これでも生LIVEの30%にも届かない・・・)
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