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『The revolution will not be computerized』

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友人に焼いてもらったSigur Rosの新譜を聴きました。

このバンドの引力はやっぱり凄い・・・。

今日1日かけて、仕事の移動中の騒がしいコンクリートジャングルや電車の中で、通して1回聴いただけ。

それですら泣きそうな曲が・・・。

7曲目、凄いわ。

2008年のBEST 10に入るな。




でもでもでもでも〜。
淡々とレビュー。


なかなかレビューの難しいJAZZ BANDです。
ご存知菊池成孔の新ユニットNaruyoshi Kikuchi Dub Sextet(菊地成孔ダブセクステット)。

FUJI ROCK'08に出演が決まっています。


バンド名に「DUB」という単語が入りつつ、JAZZ BANDで6人の意である「Sextet」という単語が入ってるのも「ぬぬぬ」と思わせてくれます。

菊池成孔氏はMUSICIANでもあり、文筆業や音楽講師までこなすマルチな才能を発揮しているお方。


※菊地成孔のオフィシャルHPはこちら


※全曲視聴はこちらから


Naruyoshi Kikuchi Dub Sextet
山下洋輔ニュー・トリオに参加したり、大友良英のユニットに参加したり、一時期はVINCENT ATMICUSにも参加しており、あらゆるエキスを吸収して培った感性には是非とも着目したポイントです。

もちろん彼の音楽活動の中ではELECTRIC JAZZ時代のMILES DAVISをコンセプトに掲げたビッグ・バンド・プロジェクトDATE COURSE PENTAGON ROYAL GARDENも外せません。

そのDCPRGを2007年4月に突然活動終了させつつ活動を開始させたのがっこのNARUYOSHI KIKUCHI DUB SEXTET。

メンバーは・・・

菊地成孔 (ts)
類家心平 (tp)
坪口昌恭 (p)
鈴木正人 (b)
本田珠也 (ds)
パードン木村 (Dub Engineer)



トランペットはurbのメンバー。
前身バンドであるQuintet Live Dubからは坪口昌恭 (p)がそのまま移行。
パードン木村はDub Engineerの他にターンテーブルやサンプリングなどを担当。
ぺぺ・トルメント・アスカラールから鈴木正人 (b)と本田珠也 (ds)が参加です。

DCPRGに比べるとギュッと凝縮されたメンバー構成。

「どんだけダビーなJAZZなんだ?」「JAZZ BANDがREGGAEをやるという発想か?」「TOPAZみたいなノリか?」と思いながら聴いてみると、いわゆるDUB REGGAE的なスコーンと抜けるようなエフェクト効果というのはほとんど感じませんでした。
むしろ完全JAZZ寄りな音。


もちろん、ところどころに録音後にMIXされたであろうエフェクト効果やスクラッチ音などが施された演出も味わえるのですが、そこがメインとは言えない。
そんな印象です。 


言えば「大人向けなJAZZ」で、「ワイワイガヤガヤの中でカルピスサワーと軟骨の唐揚げ」ではなく、「薄暗い静かな空間でウィスキーとピスタチオ」といった感じか。


それでも、ハイペースな曲調の「JAZZとは破壊である」的なメッセージがこもっている曲もあり、個人的にはゆったりとしたエロTUNEよりもそのメチャクチャさを味わえる曲の方が高揚します。


このバンドに限らずちょくちょく感じる事なんですが、日本人のMUSICIANが奏でるいわゆるJ-POP以外の音楽って、なんかこう「近さ」「親近感」「共有感」みたいなものを感じる事があって。

例えばJAZZなら、世界でも名の知れている外国の有名アーティストの名盤よりも日本の知名度がほどほどのアーティストの奏でる音楽の方がスッと心の隙間を通り抜けて来るような取っ付きやすさがあるとでも言ったらよいのかな。

このアルバムは大雑把に分ければ、ストレートなROCKなどと比べててしまえば取っ付き難い部類に入る音楽なんですが、なんかこう何度も聴きたくなるような魅力がありますし、ところどころテンション上がるダイナミックさも感じることが出来ます。

菊地成孔氏のSAXソロも思う存分味わえますし、本格的に音楽活動してきたバンドメンバーの演奏もはっきり言ってレベル高すぎ。

1,2回聴いた程度じゃあ足りませぬ。


こんな音楽ははたして野外で聴いたらどうなるのか。


いろんな面を考慮した上で決まったのでありましょう。
2日目の苗場食堂と3日目の「JAZZ&WORLD MUSIC」がテーマのステージORANGE COURTでこのバンドのLIVEを味わえます。

やっぱ夜が合うでしょうね。



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※Naruyoshi Kikuchi Dub Sextet - Live 2008.3.19



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