Alton Ellis　（アルトン･エリス） : おもしろWORLD　MUSIC

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『I'm Still in Love with You』

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いよいよ『Salud!!　VOL.2』が近づいてきてます。
今回もお食事付きですぜ。

2月3日は豆撒きしたら新宿へGO！！

そして淡々とレビュー。　

ジャマイカ音楽の歴史を語る上で外す事の出来ない代表シンガーAlton Ellis（アルトン･エリス）。

上のジャケはSTUDIO ONE時代の作品をコンパイルしたBEST盤『I'm Still in Love with You』。
全曲リマスタリングしてHERTBEATさんからCD盤が出てます。

同じく同時代のJAMAIACAの大物シンガーであるKEN BOOTHEが「Mr.ROCKSTEADY」と呼ばれるなら、このAlton Ellisは「Mr.SOUL OF JAMAICA」と呼ばれたりします。

1944年ジャマイカ･キングストン生まれ。
50年代後半にはシンガーとして活躍し始め、HIT作を連発させた伝説的シンガー。

Coxsone Dodd（コクソン・ドッド）のSTUDIO ONEレーベルでも、Duke Reid（デューク・リード）のTreasure Isle（トレジャー・アイル）レーベルでも両方で活躍しました。

SKAのリズムがゆっくりになったROCKSTEADYというREGGAE BEATの原点とも言えるリズムに乗せてROOTS期の黄金時代を築いてきました。

70年代以降はイギリスでの活動が中心となり、マイ・ペースで録音を行う傍ら、Janet Kay（ジャネット・ケイ）が歌うラヴァーズ・ロックの超有名曲「Loving You’」を手がけたなんていう歴史もあります。

60歳を超えた現在でもイギリスを中心に精力的にライブ活動を続けてまして、一番最近だと2001年に来日してまして、The Dreamletsをバックにツアーをしてました。

そのときのLIVE音源も出てるみたいですね。

さてこのアルバム。
収録曲は18曲、半分位はAlton Ellisの妹Hortense Ellisが歌ってるというファンにはヨダレ物の内容。

1曲目の「I'm Still in Love with You」はタイトル曲にもなってますが、JAMAICAN ROOTS MUSICを聴いてるなら音源持ってなくても聴いた事のある大名曲。

さすがにリマスタリングのデジタル音源なだけあってアナログレコードとは音の鋭さが違います。

古ぼけたアナログ音が良いか、鮮明なデジタル音が良いかは個人の好みの問題ではありますが、CDは細かい楽器の音まで鮮明に聴こえる良さがあるし劣化もしないので、本当のファンならアナログとCD両方買うのかな？

文句なしのROOTS REGGAEなオーガニックな楽器編成。
思わず飛び跳ねたくなるようなリズムギターのリズムにAlton Ellisの甘～い歌声が乗っかれば、極上音楽の出来上がり。

それにしても、この60年代のジャマイカの音楽のこのとっぽさ･DEEPさ･渋さってのは何なんだろうな･･･。

REGGAEが輝く夜明け前のROOTS MUSIC。
この辺のヤバさは音楽ファンなら味わっておきたいとっておきのKILLER MUSICやね。

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