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『Le Femme Chocolat』
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先日、牛丼の吉野家でノリノリで「豚キムチ丼、半熟卵、味噌汁」を頼み、合計490円のお会計を、500円玉で払った。
店員は10円玉を私の手に平に乗せ「お確かめ下さい!!」と言いやがった。
おいおい、姉ちゃん。10円玉1枚の何を確かめるんじゃい。
「もしかしたら私のミスで5円玉をお客さんに渡しちゃったかも」って事か?
「お客さんバカそうだから、10円玉ですら確認してね。」って事か?
それとも「偽10円玉かもよ?」って事か?
だからマニュアルって嫌い。
そして、淡々とレビュー。
フランスの女性歌手Olivia Ruiz(オリヴィア・ルイス)。
フランスのアーティストで、フレンチ・ポップ、 ロカビリー、 ジャズ、シャンソン、ミュゼットなどがブレンドされたアルバムで、似合わない形容詞かもしれませんがいわゆるミクスチャーです。
フレンチポップファンはもちろんRUSTICファンやミクスチャーファンは注目。
Olivia Ruizちゃん、1980年生まれという事でかなり若い!
上のジャケは2005年リリースの『Le Femme Chocolat』というアルバム。
本国フランスを始めヨーロッパでもヒット。
※全曲視聴はこちらからどうぞ
※オフィシャルHPはこちら

基本的にはROCKに合う声質で、amparanoiaのVOに似てる感じがします。
ところどころで椎名林檎にそっくりな部分も有ります。
何と言ってもおもしろいのは音楽性。
ミュージシャンのディディエ・ブランを父に持ち、15歳の時レニー・クラヴィッツやクランベリーズなどに影響を受けたロックンロール中心のバンドを結成。
19歳にして1ヶ月ヨーロッパを旅した事をきっかけに音楽的興味の幅を広げたそうです。
その後、お父さんのステージにも出演、ラテンの要素も加わり、幅広いジャンルのアーティストたちとのコラボやサントラに参加、音楽的にかなりの成長を経て今作をリリースというわけです。
オフィシャルHPにも2ショット写真が出てますが、Los Carayos、Pigalle、les Garsons Bouchersに参加していた巨漢天才ミュージシャンFrancois Hadji-Lazaroともコラボしてまして、彼女の雑食系な音楽趣味が見て隠れします。
とは言っても、PUNKのような激しい曲はありません。
ギターの歪みは使ってる曲も有りますがノリノリROCK程度の激しさ。
基本はミドル/スローテンポな曲が中心になってます。
ほとんどの曲はオーガニックな楽器構成で万人受けしそうなPOP TUNE、DEXIELAND JAZZのようなTRADITINAL感満点TUNE、ディズニーランドのホーンテッドマンションで流れてそうなミステリアスTUNE、フランス映画『アメり』の挿入歌になりそうなお洒落FRENCH POP TUNE、ELASTICAがRUSTIC BAND組んだようなROCK TUNE、椎名林檎withスカパラ的なBIG BAND ROCK TUNEなどなど。
まるで宝箱のような内容。
音の特徴はアコギ、バンジョー、マンドリン、トランペット、クラリネット、ピアノ辺りの楽器が中心。
「アメリカ・イギリス以外のメロディー」というのが一聴してわかる音楽性もツボですし、Olivia Ruizの個性的な声質とフランス語の歌ってのもなんだかドキドキしてくるような感じです。
そのうち、日本とかCMで使われそう。
もはやFRENCH POPという枠はとっくに飛び出しています。
こういうアーティストがフランスにもたくさんいるなら掘ってみたいなぁと思わせるかなりお気に入りの1枚。
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※1曲目に収録の「J'traine des pieds」のPV
※2曲目に収録の「La Femme Chocolat 」のPV
※4曲目に収録のデュエットナンバー「non dits 」のPV(音が飛び飛び・・・)
※収録曲ではないですがSalvatore Adamoとのディエット曲「Ce Georges」のスタジオLIVE映像