
『Quarternote~THE BEST OF ODANI MISAKO 1996-2000』
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こんばんわ。
夏のボーナスの手取りが800万でした。
うち700万は「愛の小鳩事業団」に寄付しました。
そんなROCKなコンペックスです。
わーわー言うとりますが今日も淡々とレビュー。
WORLD MUSICから外れますがFUJI ROCKネタという事でご勘弁を。
この人って有名なんでしょうか?
FUJI ROCK'07のGypsy AVALONに出演が決定している小谷美紗子。
1976年11月4日生まれ、京都府宮津市出身のシンガーソングライター。
私が彼女を知ったのは1996年のミュージックステーション。
しかもスペシャルだった気がする…。
タモリとのトークもしてなかった気がする・・・。
その辺ははっきり覚えてないんだが・・・。
会場には観客がたくさんいて、やれジャニーズだ、ビジュアル系だと派手なステージを繰り広げる番組展開で進み、彼女の出番が来た時はステージにピアノ1台が用意されてるだけ。
お洒落さも色気も全く無く、「うわ、こんな素人っぽい人がテレビ出てもいいの?」というのがテレビに映った彼女を見た私の率直な印象。
演奏が始まった瞬間、釘付けになりました
ピアノの弾き語りで淡々と演奏し、悲しげなのにパワフルな歌声・・・。
「嘆きの雪」という曲でした。
上のジャケは1996年〜2000年までの曲のBEST盤。
※小谷美紗子のオフィシャルHPはこちら
個人的には音楽に「歌の上手さ」をそんなに重要視はしません。
特別な感動が無い限り。
小谷美紗子の歌声にはそれがありました。
ピアノ1台のみ。
無表情で淡々と歌い続ける彼女。
「言葉で表現するとそれはウソになる」なんて言葉もありますが、まさにそれ。
なんというか、ソウルフルとかエモーショナルとかとは違う独特な歌声。
日本で言うと元ちとせ、LOVE PSYCHEDELICOっぽい感じ。
THE CRANBERRIESのボーカルDolores O’Riordanにも近い感じ。
もちろん作詞作曲は自らが行ってます。
お互いにリスペクトし合う存在であるeastern youthとはお互いの音源でゲスト参加したり、100sやbloodthirsty butchersとも精通してるみたいです。
中島みゆきのトレビュートアルバムにも参加してるし、小谷美紗子をリスペクトするミュージシャンが集まりカバーアルバム『feather』も出てるほど。
私も、あのテレビ出演以来、姿を見る事はなかったですが、一発で名前を覚えこのBESTアルバムを聴くきっかけとなったわけです。
しかも10年以上経って、苗場で初めて彼女とめぐり合う事になるかも・・・。
こういう事をするのは最初で最後になるかもしれませんが、このアルバム2曲目に収録されている「自分」という曲の歌詞を歌詞カードから写します。
自分よりバカな人を見て安心した
自分の罪を人に着せて楽をした
私の弱さを認められずに
最後の最後には世の中のせいにした
成功する人をねたみ 短所をさぐった
見つかったのは みにくいみじめな自分だった
誰もがそうだと結論づけて
最後の最後には世の中のせいにした
悲しいNEWSを見て涙を流して
自分は温かいやつだと満足してる
大事なのはNEWSの中身なのに
涙にひたって泣けた事を自慢する
救急車が走ってる どこかで誰かが
苦しんでるのに ah わたしは・・・
その人の家族は心配だろう
今頃、家を飛び出してたいへんだろう
こんなことを気にしていても
きりがないよ かたづけた
悲しいNEWSを見て涙を流して
自分は温かいやつだと満足してる
悲しいNEWSの主人公たちを
たすけないなんて気持ちはもう忘れてる
自分がすごいやつだと思わせるために
世界の問題について真剣に語る
そんな姿に酔っているだけで
語るのは簡単だ 言うだけなら私にもできる
誰もがそうだと結論づけて
最後の最後には世の中のせいにした
もっと自分を見つめなおそう
こんなんですよ。
最後の最後で「もっと自分を見つめなおそう」とは言ってるものの、どちらかといえばマイナス。
映画で言えばアメリカ映画ではなくフランス映画といったところか。
共感するしない別として、おもいっきり本音出してる歌詞ですね。
そんな詩にピッタリなキュンとするメロディーを作るのがこの小谷美紗子。
そして、この曲聴いて、いろんな事を感じて泣くのはどんな人間だ??
※1曲目に収録されてる「嘆きの雪」のTV収録(ビジュアルは気にしちゃダメよ、歌ね歌。)
※RSR2006でのLIVE映像「Who」(クラムボンっぽいかなぁ)
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