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『Best Of』
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夜の匂いが好きである。
特に寒い夜の匂い。
なぜかワクワクドキドキする。
歴史は夜生まれる。
そして淡々とレビュー。
つい最近FUJI ROCK'07に参戦が決定しているMoney Markを取り上げましたが、このG. LOVE & SPECIAL SAUCEも大雑把に分けるならMoney Mark系。
※Money Markに関してはこちら
すなわち、JACK JOHNSONやDONOVAN FRANKENREITER 、SUBLIMEなんかが好きな方は必聴。
というか、ここ何年かでは知名度は明らかにJACK JOHNSONの方が上回ってますが、1992年レコードデビューのG. LOVEに対してJACKは2001年デビュー。
出した音源数や音楽歴でもG. LOVEの方が大先輩です。
G. LOVEがJACKをアルバムにゲスト参加させたという事もJACKのこれほどまでのブレイクに明らかに関係してます。
G. LOVEのブルース、フォーク、カントリー、ソウル、ファンク、ジャズ、ヒップホップ等、あらゆる音楽要素を緩いアコースティックサウンドで構築するスタイルは、JACKの音作りにも強い影響を与えたそうです。
さらに、G. LOVEは2003年にFUJI ROCKに出てます。
JACK JOHNSONは2004年に出演。
JACKの大先輩やね。
上のジャケは1994年〜2001年までに発表したアルバムからのそれはそれは美味しいBESTアルバム。
HIP HOP(RAP)って毛嫌いする方も多いと思うんです。
ヘイヨー、ヘイヨー、チェケラ!!!みたいな感じね。
悪そうなヤツは大体友達みたいなね。
正直、私もそんなにHIP HOPは聴こうと思うジャンルではないのは確か。
基本は生音好きなんで、どうもコンピューターで打ち込んで作られたバックトラックが…。
それでもここ4,5年の間にダイブ聴けるようにはなりましたけどね。
でもRAPという歌唱方法は好き。
楽器的な歌い方というか、テクニックがモノをいう歌い方というか。
そのきかっけはRAGE AGAINST THE MACHINEでもあり、DRAGON ASHでもあり、KOTTONMONTH KINGSでもり、そしてFUJI ROCK'07に参戦のBEASTIE BOYSでもあったりするわけです。
このG. LOVEというお方もその一人なのです。
なんともナチュラルに耳に入り、「うわっ、おもいっきりHIP HOPかぶれやん!」とは全く感じさせずあくまで歌唱表現としてRAPを取り入れてます。
もちろんバックは生音っすよ。
RAGEやBEASTIEとも違う感覚でHIP HOPを上手く取り入れたORGANIC MUSIC。
ベースはウッドベースですし、ブルースからの影響でG. LOVEはハーモニカも吹きますしね。
そのハーモニカがカッコイイ!!
去年か一昨年、男性ファッション誌BOONでなぜかG. LOVEの特集がされてたんですが、そのインタビューではブルースからの影響は大きいと語ってました。
おもしろWORLD MUSIC的にはとても音楽ROOTS的な話なんでドキドキもんですが、ブルースといったらROCKやJAZZの起源的音楽です。
そりゃあ生音重視で泥臭い音楽になるわけです。
そこに近代的なHIP HOP的なものを注入するっていうセンスは素晴らしいですよね。
ミクスチャーですよ。
グレたBECKとでも言いましょうか。
そんなわけで、HIP HOPやRAPを食わず嫌いしてる方でもかなり聴きやすい音楽やってます。
もちろん全部RAPではないです。
JACK JOHNSONばりな優しい歌声も健在。
泣きのメロディーは野外FESで涙を誘う事は必至ですね。
G. LOVEならTSUTAYAでもあるはず。
出演はFIELD OF HEAVENでもWHITE STAGEでもなくRED MARQUEEに出演です。
個人的にはREDに出演というのはとてもネックなんですが…。
確実に今年のFUJI ROCKでも伝説を作りそう。
FUJI ROCKERSの中でコアなG. LOVEファンはたくさんいそうですが、もしG. LOVEを聴いた事がない方がいるならばサンボマスター聴くのは一時中断して、このBESTから予習しましょう。
きっとFUJI ROCK'07は感想度が150%アップするでしょう。
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(画面貼り付けが不可みたいなんで、見たい方はYOU TUBEまで飛んで見て下さい)
※2曲目に収録されている「Cold Beverage」のPVはこちら
※9曲目に収録されている「Kiss And Tell」のPVはこちら
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