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『Unza Unza Time』

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『パパは、出張中!』『アンダーグラウンド』『黒猫・白猫』などのヒット映画を世に送り出したユーゴ出身の映画監督Emir Kusturicaとその『黒猫・白猫』で音楽を担当したバンドThe No Smokingが組んだのがこのEmir Kusturica & The No Smoking Orchestra

Emir Kusturica監督はバンド内ではギターを弾いております。

※Emir Kusturica & The No Smoking OrchestraのオフィシャルHPはこちら


10人編成のジプシー・ブラス・バンド編成なわけですが、元々No Smokingはバンドとしても活動歴も長くメンバーチェンジはあったにせよ1980年に結成され、数年後にはかなりの人気も出たバンドだというから意外に本格派です。
ちなみにSEX PISTOLSに影響されたのが結成のキッカケ。

上のジャケは2000年リリースの『Unza Unza Time』というアルバム。

※全曲試聴はこちらから


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国内盤のCDの帯には「REGGAE以降に生まれた音楽の中で最も重要な音楽がウンザウンザだ」と書かれております。

おいおい、ずいぶんと爆弾発言やで。

さてそのウンザウンザという音楽はなんぞや。

ジプシー・パンク・スカ・カントリー・トルコ行進曲などの音楽を独自の感性で混ぜた音楽がウンザウンザなんだそうです。

一言で言ってしまえばミクスチャーってやつです。

ついさっき知ったんですが、RADIOCHANGOにも名前が入ってました。



さて内容。

「10人編成のブラスバンドスタイル@ヨーロッパ」というとなんとなく予想が出来ますね。

ホーン隊の中に低音であるチューバがいて、アコーディオンがいて、バイオリンがいます。

もともとPUNKを愛する精神があるため、全体的にテンションは高めでROCK・PUNK度は高め。

この辺はRUSTIC STOMP好きにHITしても良いはず。

1曲1曲の完成度もかなり高いですし、演奏技術も高いというのは少し聴けばわかります。


アルバムタイトルでもある1曲目の「Unza Unza Time」から判断しますとウンザウンザってのはSKAのリズムをもっと早くした2ビートの事っぽいです。

この曲はかなりのKILLER TUNEですね。

YOU TUBE LINK見ていってください。

その他の曲もこの高速2ビートを使ったりJAZZ的パートソロ、SKA、ジプシーブラスバンドっぽい曲、比較的ストレートなロックナンバーなど多彩です。

まあ、ヨーロッパのバンドだという事を簡単に分かりますが…

ミクスチャーと言ってもいろいろいるもんですわ。





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※1曲目に収録されている「Unza Unza Time」のPV



※5曲目に収録されている「Pitbull Terrier」のPV




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