
『Talking Only Makes It Worse』
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今回はJAZZでFUNKでJAMなバンドT.J.KIRK( ティー・ジェイ・カーク )。
上のジャケは96年音源で再結成に伴い2003年に再発した『Talking Only Makes It Worse』というアルバム。
※全曲試聴はこちらから
Will Bernard、John Schott、Charlie Hunterの三人のギタリストとドラムのScott Amendolaの4人組。
セロニアス・モンク、ジェームス・ブラウン、ローランド・カークの曲のみを演奏するというユニークなコンセプトを掲げたグループでバンド名はもちろんこの三人の名前に由来してるんだそうです。
Charlie Hunterと言えば8弦ギターを奏でるギタリストとして有名ですね。

セロニアス・モンク、ジェームス・ブラウン、ローランド・カークの曲のみとは言ったものの、これらの音源をちゃんと聴いた事はありません。
だから、どの位アレンジされてるのかは不明。
それにしても、このメンバーの格好はなんなんでしょうか。
誰かの真似なんかな。
試聴をして「うおっ!かっけー!」と思って購入したCDで、基本的にはインストJAZZ FUNKで構成されてます。
ベースなしでギター3人というのも珍しい編成ですが、1人がソロのフレーズで暴れまくり、もう一人はエフェクターを使って「キュワキュワ」と音遊び、もう一人は低音のフレーズを担当。
と言ってもその担当はチェンジしまくりで、結局は全員のテクニックが自然に堪能出来るような曲構成。
ハードロックのギターソロも感動的ですが、歪み無しのJAZZ GUITARのソロも素敵ですね。
ドラムも含めてメンバーの技術はとても高く、ところどころダイナミックな高揚ポイントを見せてくれるものの、ハイテンポなアゲアゲナンバーはほとんど無く、終始渋く泥臭くキメてます。
でもなぜか、跳ねるようなドラムとトリッキーなギタープレイに酔わされてしまいます。
勝手に体がノッてしまうのがFUNKの証ですかね。
CDで聴くなら爆音で聴くのがオススメですが、やはりこの手のバンドはLIVEを生で味わうのがどう考えてもBEST。
「おいおい! 今のはリハーサル通りなのか? それともアドリブか?」なんて感動を感じながら聴き入りたいもんです。
LIVE録音も含めた全17トラックはかなり聴き応えありまして2,3回聴いて飽きるってのは無いアルバムです。
最後の17曲目は最高です。
SOULIVE辺りのJAZZ FUNKやJAZZ系JAMバンド好きの方にはHIT必至。
※YOU TUBEでののLIVE映像はこちら(カッコイイですよ! スリリング!!)
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