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FOUND LOVE

『FOUND LOVE [CD]』

※amazonで詳細を見る



気合の入った焼き鳥屋や鰻屋ではよく創業当時から継ぎ足し製法の秘伝のタレがよく有るけど、あれって腐らないのだろうか・・・。
油が混ざってうま味が増すという言うけど、油以外の水分も絶対入るだろうし、衛生的に何かイヤじゃない?
俺だけ?
数十年前の梅干とかワインとかならまだ分かるけどさ・・・。
作りたてでは出せない味かもしれないが、なんかちょっとイヤだな〜と。



では、淡々とレビュー。

本日は、大阪発のCUMBIAバンドとして知られるROJO REGALO(ロホ・レガロ)でござんす。

上のジャケは2013年リリースの初のスタジオ録音フルアルバム『FOUND LOVE』

アナログ中心にWORLD WIDEな品揃えが話題のGLOCAL RECORDSが自主レーベルを立ち上げ、その記念すべき第1弾が本作。

※なんと、GLOCAL RECORDSで購入するとトートバッグが付きます



↑ 全曲試聴可能



※ROJO REGALOのオフィシャルHPはこちら
※ROJO REGALOのMYSPACEはこちら


itazura


copa salvoやmillion bambooなどでもパーカッションを叩いていた''PICO'' NAKAJIMA氏が中心となって2006年に形になったそうです。

女性VO、バックバンドは男性6人の計7人の編成。

※Time Out Tokyoで興味深い結成時のネタ満載のインタビュー記事が読めます

インタビュー内容の通り、メンバーそれぞれ様々な音楽に触れ合って来たようですが、CUMBIAバンドを意識したのはDAMAS GRATISとかKUMBIA QUEERS辺りの新世代CUMBIAバンドの存在にも影響を受けたってのはおもしろいですね。

私は60年代のSKAが好きになってしまったのがキッカケで、古めかしくシンプルなアレンジの、いわゆるROOTS MUSICとして括られる音が好きなので、CUMBIAに関しても、進行形のデジタルクンビアよりも、VERY BE CAREFULのような生楽器なシンプルなCUMBIAが好みで。

いろいろな捉え方の有る、CUMBIAという音楽を日本人が吸収するとどうなるのかってのは、すごく面白くて興味深々なところで、ROJO REGALOというバンドは、しっかり日本通過としてもCUMBIAを奏でているなぁと。

それって言うのは、シンプルに言うなら「胸キュン」、小難しく言うならば「日本にCUMBIAを根付かせるために大きな影響力を持つ音楽運動」なのであります。



私がROJO REGALOを知ったのは確かYOU TUBEサーフィンがキッカケだったと思います。
(時代は変わりましたね・・・)

ストリートで日本語CUMBIAを奏でる映像は結構なインパクトで、すぐに脳みそにインプット。
(この辺りの動画です→ http://youtu.be/FB65sulNCLQ )

どう思います?
私は、商店街の企画物なのか、マジメにやっているのか判断出来ませんでしたよ(笑)

VOさんの衣装とか、日本語バリバリな感じとか、でも演奏はガチのLATIN通過なサウンドというミスマッチ・・・



この動画を見つけて間もない頃にいろいろ調べてみるわけですが、当時は確かまだ単独音源は出ていなかったと思います。

それでも耳の肥えた音楽ファンの間では口コミやLIVEをキッカケにグイグイと浸透している雰囲気は感じ取れました。

ちょこちょこ東京にも来てるみたいだし、そのうちLIVEを見れる機会は有るだろうと思いつつ、結局初めてLIVEを見れたのは2011年のFUJI ROCKのCAFE DE PARISでした。

YOU TUBE動画を見てイメージはしていたものの、予想を超えるアツいパフォーマンスと溢れ出すエネルギーにヤラれました。

※FUJI ROCK’11レポート(HANGGAI→ロンサム・ストリングスと中村まり→ROJO REGALO)

結局、そのLIVEが素晴らしかったので、FUJI ROCKから帰って来てから、2011年3月に出たタイのバンコクツアー録音盤『LIVE & LOVE IN BANGKOK』を即購入です。

それ以降はなかなかLIVEを見る事は出来ず、本作のリリースに至るわけであります。


「クンビア忍者」というイカしたあだ名は楽曲内で自ら歌詞にも使用しておりますが、本作はCUMBIAのみで縛っておりません。

メンバーの音楽趣味や経験が広く反映されていて、AmparanoiaOnda Vagaを連想させるゴッタ煮感も軸のブレない感じでにじみ出ております。



フラメンコ特有の手拍子「パルマ」や、タップダンスばりのストンプを使ってみたり、ギターはロケンローなエレキギター&哀愁フレーズのアコギも使い分け、CUMBIAと思わせつつDANCEHALL REGGAEな手法も顔を出し、それでも日本語VOを乗せる事で「日本の音楽」として成り立たせてくれてる事で、心の扉をノックされまくってしまうのです。

もっとエレキ楽器に頼る感じに進むかなぁと思っていたら、割とその逆で、楽器の音を生で感じれるスタイルで作っているのが個人的に好みだったりします。

日本のインディーズの知名度の広がり方は今も昔もやはり口コミが威力を発揮します。

そう、スタジオ盤出したわけなんで、ここからLIVE本数やら出るイベント等の幅を広げれば大ブレイクは時間の問題かもね。


LIVEがアツいので、まずがそこから。


文句ナシの要チェックの激オススメ盤でございます。







※7曲目に収録「LIVE UP YOURSELF」  (ROJO REGALO / NEW STEP FESTIVAL 2012 CM)  





※8曲目に収録「POWER」(LIVE)





※10曲目に収録「Solitario」(生音LIVEバージョン)






発売したてのホヤホヤなんで、YOU TUBEはあまり上がっておらず、以下は関連動画でお楽しみ下さい。

※Rojo Regalo 「LIVE&LOVE IN BANGKOK」 PV






※恋のクンビア 弘田三枝子
(ROJO REGALO聴くと、この曲が連想されちゃうんだけど、また違うんですよね〜)





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