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『Amigos do Tempo』
※amazonではダウンロード音源のみ




素敵なデザインに惹かれて購入したバスタオルは、驚くくらい水を吸い取らないという、そんなギャップに絶えれないナイーブなコンペックスです。

では淡々とレビュー。


ブラジル北東部の爆裂音楽カルチャー「マンギビート」のフォロワーとも言えるバンド、Mombojo (モンボジョ)。

上のジャケは2010年リリースの3rdアルバム『Amigos do Tempo』

amazon.co.jpではCDは流通していないようです・・・
ダウンロードのみ。

※アルバム全曲視聴はこちらから



※CDは大洋レコードで購入可能

※MombojoのオフィシャルHPはこちら

※MombojoのMYSPACEはこちら

ダウンロード (2)


マンギビートとは、1990年代にブラジル北東部のペルナンブーコ州の州都レシーフェで盛り上がった音楽カルチャーでChico Science & Nacao ZumbiMUNDO LIVRE S/A 辺りが中心となって広がったもの。

実はブラジルよりも先に東京のWORLD MUSICファンの間で先にブレイクしたそうだ。

簡単に言うとブラジル北東部の伝統音楽をROCK、PUNK、REGGAE、HIP HOP、打ち込み音楽などと融合した音楽性で、バルセロナのごった煮シーンとも通ずるものが有ると個人的には感じています。

どのバンドも各自の独特の感性が働き、強烈な個性があるため、似てる音楽性にはならないというのがこの音楽のおもしろいポイント。

このmombojoは、そのペルナンブーコ州レシーフェで2001年に結成されたバンド。

2012年現在でメンバーはアラサーという若さで、これからのマンギビート系音楽やMPBを背負って立つアーティスト。

現在現役のMUNDO LIVRE S/Aもアルバムを出す度に、洗練度は上がり、PUNKやROCKというよりは個性溢れるポストロック感が全面に打ち出される内容になってきておりますが、このmombojoも今現在の方向性はMUNDO LIVRE S/Aと近いかなと思います。

もう少し具体的に言うならば、後期LOS HERMANOSやSoundwayから出た『Oi a Nova Musica Brasileira』(V・A)なんかにも通ずる感じ。

『Oi a Nova Musica Brasileira』(V・A)にはmombojoも参加しておりますし、先日取り上げた久保田麻琴氏が監修した『Nordeste Atomico(ルデスチ・アトミコ)』 (V・A)にも参加しております。

音楽的には、民族楽器を全面に出して激しさを打ち出すというよりも、センスで勝負という感じである。

mombojoはメンバー5人。
ギター×2、ベース、ドラム、キーボードで、うち2人がボーカルを担当する構成。

メンバーには逝去や脱退も有ったそうで、2006年にTramaから出た2ndアルバム『Homem-espuma』から今作『Amigos do Tempo』までの4年の間は随分と苦労をしたそうだ。

そういう意味では復活作と言えるのかもしれないですね。

個人的には英米のROCKを聴く機会もグッと減ってしまったわけですが、SambaやBossa Novaで有名なブラジルの音楽シーンにこういうアーティストが居るという意外性・インパクトは強烈。

ささやくようなポルトガル語ボーカルに、玄人好みのアレンジ、キーボードやSEを使ったNEO感を打ち出して、SAMBAやNORDESTEな要素は特にアピールしていないという。

この手のROCKバンドはいろんな国に居るとは思うのですが、レシーフェから出てきたという新化の歴史を感じながら聴くとおもしろいのです。

なんせ、プロデュースはNACAO ZUMBI(ナサトォン・ズンビ)のドラム&パーカッショニストPupillo(プピージョ)だそうだからビックリ。

マンギビートという言葉で無理やり括るのは間違いかもしれませんが、こういう根っこが有るからこそ知り合えたアーティストなのは確かで、今後彼らがどういう音楽をやるのかも非常に楽しみです。

日本での大ブレイクはちょっと難しいと思うけど、結構、ツボに入る方も多いと思います。


※ちなみに音楽プロデューサー・ラジオ番組制作者・DJである中原仁さんも2010年のベストディスクとして取り上げております









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※2曲目に収録の「Antimonotonia」(PV)




※7曲目に収録の「Casa Caiada」(音だけ)




※10曲目に収録の「Amigo do Tempo」(音だけ)




※11曲目に収録の「Papapa」(PV)




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