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Sound of Hysteria & Heartache

『Sound of Hysteria & Heartache』

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ロングタイトスカート。
今穿いたら、個性&オシャレですごいポイントアップだなぁ。
居たのだよね、こないだ、シャンブレー生地のロングタイト。
ナチュラル系で気取ってなくて、でも女性っぽい。
どうですか?女性の方々。
男はなんだかんだでスカートが好きなんだぜ。

では、淡々とレビュー。

前回がMariachi El BronxというMariachiなネタだったんで、続けでもう1発。

Mariachi(マリアッチ)とは・・・
メキシコを代表する楽団の様式で、音楽のジャンルではなく楽団の形式と意味が強い。弦楽器、トランペット、バイオリン等で編成されメキシコの伝統音楽などを奏でる。


『Mariachi − The Sound Of Hysteria & Heartache』というイカしたコンピ。

ドイツのTrikontというレーベルから出たコンピレーション。

VAMPI SOULSoundwayもちんちんに熱いレーベルなんですが、ドイツのTrikontというレーベルも個性が有ってすごくおもしろい。

1. Mariachi Vargas De Tecalitlan - El Gusto
2. Miguel Aceves Mejia - Voj de Gallo
3. Nortec Collective - El Fracaso
4. Wakal: The Time
5. Calexico - Minas de Cobre
6. Corsarios Del Tiempo - El Mariachi Dehesperado
7. The Mighty Dub Cats - Magic Carpet Ride
8. La Floripondio - Lamento Borincano
9. Willy De Ville - Hey Joe
10. Kevin Ayers - Fake Mexican Tourist Blues
11. Zdob Si Zdub - Everybody In The Casa Mare
12. Antonio Eugenio Martinez - Puno de Tierra
13. Linda Ronstadt - Corrido de Cananea
14. Rory McLeod - Mariachi Love Song
15. Toshinori Kondo - Cereo Rosa
16. Paquita La Del Barrio/Chayito Valdez/Amalia Mendoza - Dolor de Muerte
17. Yolanda del Rio - El Muro
18. Duo Gala Y Su Mariachi - Volver Volver



※全曲視聴はこちらから


このドイツのTrikontというレーベルの存在を確認したのはここ1年以内なのですが、レーベルのHPで過去のリリース作品をじっくり見ていると、結構持っていたり知っていたりするアルバムのジャケがあったりしてドキっとしたものです。

しかも、持っているアルバムはやはり、どれも微妙に個性的なんです。

そこが個人的に好印象なわけなんですが。

そしてこの『Mariachi – The Sound Of Hysteria & Heartache』も例外ではないわけで。


Mariachi El Bronxの投稿では「人によってはMariachi Vargasはちょっと渋いかも」と書いたけど、そのMariachi Vargasからスタートなんです。

そっち系で18曲連発で並べられたらダンスミュージックを求めるテンションで聴いてしまうと、ちょっとしんどいと感じてしまうと思うんですが、その点、本作は「外し」が結構有って非常におもしろい展開になっております。

ニンジンが嫌いな息子のために「細かく刻んで味が分らない様にカレーにブチ込み、やがて時は経ち、味覚が大人になった時にはニンジン食えるようになってる」的なお母さんのマジックみたいなものをこのコンピに感じ取る事が出来るのです。

直球なTRADITIONAL MARIACHIがニンジンだとしたら、キャッチーでNOWなアレンジの曲というたっぷりの美味しいカレールーで包み込んだ状態になっているわけです。

やがて、「ニンジンって意外に美味いのかも・・・」となるかどうかはあなた次第。

例えがわかり辛いか・・・




全18アーティストを解説というのは不可能ですが、収録アーティストを見れば「ムムッ!」と感じる方も居る事でしょう。

3曲目は2011年来日したNortec Collectiveですし、7曲目のThe Mighty Dub Catsってのはノーマンクックですし、11曲目のZdob Si Zdub(ズドブ・シ・ズドゥブ)はメキシコどころかヨーロッパのモルドバ共和国のバンドですし、15曲目は「CEREZO ROSA」は日本のJAZZトランペッターである近藤等則氏によるマンボのカヴァーだという。

曲によってはそもそもMARIACHIから離れているんです(笑)

この辺りの深い意図までは分りませんが、「伝統meets現代」という趣旨を、楽しみながら感じる事が可能なのです。

実際、Zdob Si Zdub(ズドブ・シ・ズドゥブ)はこのアルバムから気になり始めたし、持っているMariachi Vargasをじっくり聴いてみると、さりげなく「TIME TO SAY GOODBYE」をカヴァーしていて感動したり、友人にススメられて感動したCalexicoというアーティストがそもそもこのコンピでヤバい曲をぶちかましてたり、たくさんの縁を呼んだコンピレーションだったわけです。

こういう並びを組まれると、「渋い」と感じた曲が、「ダサカッコイイ」という風に印象が変わってきたりもするのが不思議ですね。

ドイツのTrikontというレーベル、はたまたメキシコのMariachi入門編としては激オススメコンピレーションなのであります。





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※1曲目に収録 Mariachi Vargas De Tecalitlan  「El Gusto」





※3曲目に収録 Nortec Collective  - 「El Fracaso」





※5曲目に収録 Calexico - 「Minas de Cobre」





※7曲目に収録 Mighty Dub Kats - 「Magic Carpet Ride」





※11曲目に収録 Zdob si Zdub - 「Everybody In The Casa Mare」






※13曲目に収録 Linda Ronstadt 「Corrido De Cananea」




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