ブログネタ
WORLD MUSIC に参加中!
More

『More』

※amazonで詳細を見る




何も小ネタが思いつかないので、淡々とレビュー。


アメリカ・シカゴの現役Calypso楽団Lord Mike's Dirty Calypsonians(ロード・マイクス・ダーティー・カリプソニアンズ)。


Calypso(カリプソ)とは…カリブ海のトリニダード・トバゴ(キューバやジャマイカの南東方向、すぐ南は南米大陸のベネズエラ)で生れた音楽。1962年まではイギリス領だったという事でヨーロッパにも伝わり、同じくイギリス領だったジャマイカや、遠くは西アフリカにも伝わる。第2次大戦後は曲調もアップテンポになり、スティールパンが入って来たり、もっとダンサブルなソカが生まれたりする。

上のジャケは2006年リリースの1st『More』。
アメリカではJUMP UPレーベル。
日本盤はDISK UNION系のSKA IN THE WORLD経由です。

※全曲視聴こちらから
※Lord Mike's Dirty CalypsoniansのMYSPACEはこちら

197207



シカゴのスカ・レゲエ・シーンで活躍するDeal's Gone Badというバンドのオリジナル・メンバーであるLord Mikeが2003年に結成したバンド。

メンバーはシカゴでSKAやSKINSなどのバンドをやっていた連中だそうです。

収録内容はカバー8曲にオリジナル1曲の全9曲。

カリプソ界の大御所Lord KitchenerMighty Sparrowのカヴァーや、「I'm In The Mood For Ska」で有名なLord Tanamoのカヴァーなんかもやってます。

余談ですが、6曲目に収録の「Big Bamboo」はLord Creatorのカヴァーなんですが、ちょっと前に某ショップで「Big Bamboo」と書いたかわいらしいTシャツ買いまして。
これ「でかいチ○ポ」という意味だそうだ。
かわいいどころじゃねぇ…、き、着れねぇぞ…。


まあ、そんなのは良いんですが、60年代のJAMAICAでSKAが生れて、2TONE→SKA CORE/PUNK&3rd WAVEがあって今現在も世界のいろんな場所でSKAという音楽が奏でられていて。

でも、現役でカツガツCalypsoをやるバンドってあんまし知らない気がする。

SKAバンドがたまにCalypsoやったりはするけどね。

このバンドは12人の大所帯編成で、ホーンも4人居るブリブリでブキブキなBIG BAND風味のCalypso。

ジャケットではお揃いの赤のキューバシャツ着ていて、数人のメンバーは顔にペイント(ヴードゥー教?)してるし、どうやらLIVEではトリニダードの衣装を着たダンスガールズも居るみたい。

RUDE BOYなノリのCalypsoniansってわけです。

きっとLIVEはダンスパーティーみたいになるんだろうね。

Lord Mikeの声もDr.Ring Dingと似たような渋くて味のある声。

なんせカヴァーメインなわけで、古き良き時代の曲を現代のセンスでアレンジするって事で、SKAやROCKSTEADYのそれにも通じる時代を背負った独特の雰囲気を持っております。


是非とも来日希望な聴きやすいナイスな好盤。



ランキング参加してます。
1日1クリック有効。
banner_02





※1曲目「Village Ram」の元ネタ - 「Village Ram」The Mighty Sparrow




※3曲目「Dr.Mike」の元曲 「Dr. Kitch」Lord Kitchener





※4曲目「Big Bamboo」の元曲「Big Bamboo」LORD CREATOR




※TOPページはこちら
※このBLOGについてはこちら
※サイトマップはこちら