20 Grandes Exitos

20 Grandes Exitos

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FUJI ROCK'09レポートで1か月。
『Salud!!』関連でも引っ張りながら、もう9月も終わります。

これからは淡々とアーティストレビューです。

自分の金で買った音源を聴いて、それを言葉で淡々と説明。

しんどいな。

では、酒を飲みながら淡々とレビュー。



CUMBIA CUMBIA CUMBIA〜。

今回はCUMBIA。

日本でもここ数年盛り上がっているコロンビア産の伝統音楽CUMBIA(クンビア)。

日本でも手に入り、尚且つKILLERでとっぽいベテランアーティストCelso Pina (セルソ・ピーニャ)の2005年リリースのBESTアルバム『20 Grandes Exitos』。

私は、YOU TUBE検索でこのアーティストを知りました。


※奇跡の全曲視聴はこちらから

※Celso Pina のオフィシャルHPはこちら



Celso Pina
確実にベテランで、尚且つROOTS MUSICを愛し、さらに若手の感性を受け入れコラボレーションという形で表現する。

音楽もヤバいんですが、その辺りの彼の音楽感性にもリスペクトです。




最近ではデジタルクンビアと名付けられ、電子音バキバキでCUMBIAを奏でるアーティストが話題になっていますね。

FUJI ROCK'09にもアルゼンチンからDICK EL DEMASIADOという変態っぽいデジタルクンビアアーティストが出演していました。

バイリファンキとかレゲトンとかダンスホールレゲエに近いような印象。


でも、このCelso Pinaはそっち系ではなくROOTS寄りの生音CUMBIA。

Celso Pinaはアコーディオン&シンガーのポジション。

そもそもCUMBIAと言えばアコーディオンとREGGAEに似たリズムが特徴。

SKAと比べれば攻撃性は低めな印象を受けますが、いろんなCUMBIAを聴いていると、その中でのKILLER度に惚れてしまうようになります。

個人的にはマイナースケール進行の曲も多く、音から漂う哀愁にツボが刺激されます。

ゆったり目ではありますが、同じリズムの繰り返しのため、ユラユラと踊れるダンスミュージック。

BEST ALBUMなだけにいろんなアレンジの曲が入ってまして、ホーンが入ったり、打ち込み使ったり、弦楽器にゲストミュージシャンの参加なども多彩で、全20曲が最後まで楽しめる内容です。

OZOMATLIMANU CHAO辺りからここへ入り込むって流れはとてもスムーズです。

ゲストミュージシャンには興味深いアーティストの参加がちらほら。

1曲目の「Cumbia Sobre el Rio」ではCYPRESS HILLとも絡むHIP HOPユニットControl Machete、そしてBlanquito Manというアーティストが参加。
(この曲をYOU TUBEで知ってCelso Pinaを知りました)

4曲目の「Besela Ya」は惜しくも解散したBacilosとコラボチューン。

9曲目の「Cumbia Poder」ではFUJI ROCKでクロージングアクトを務めた事のあるEl Gran Silencioが参加。
CUMBIAから強烈なラガマフィンに変化する鳥肌もののKILLER TUNEです。

このBEST盤ではCelso Pinaの単独演奏で収録されていますが、7曲目の「Si Manana」ではCafe Tacubaとのコラボバージョンも存在します。

どうでしょうか?
BEST ALBUMだけにかなり豪華ですよね。

これらのアーティストは、どちらかと言えばHIP HOPやらROCKやらミクスチャーやらの若い感性のアーティストなのですが、年代やらジャンルの境目は作らず、伝統音楽を「万人が踊れるダンスミュージック」にアレンジしています。

その中にもどこか古めかしい伝統を確実に残しながら奏でられ、WORLD MUSICファンのみならず生音好きなら誰にでも楽しめることでしょう。

CUMBIA入門編にはドンピシャです。

超オススメ。


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※1曲目に収録の「Cumbia Sobre El Rio」(Feat.Control Machete&Blanquito Man)




※4曲目に収録の「Besela ya」(Feat.Bacilos





※7曲目に収録「Si Manana」(これはCafe Tacubaと組んでのLIVE映像)





※11曲目に収録の「Cumbia Poder」のPV(Feat.El Gran Silencio






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