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スマップのメンバーの年々進行するハゲ具合が気になるコンペックスです。

では淡々とレビュー。


「アフロビートの巨人」ことFELA KUTIの音楽に影響を受け、世界中で現在進行形で生み出されるNEO AFROBEAT。

このBLOGでも何個か取り上げておりますが、今回はAIFFというグループ。

AIFFとはAfro Influenced Funk Federationの略です。
直訳すると“アフロに影響されたファンク軍団”。

上のジャケは2007年発売の『AFRO SOUL SYSTEM 』。

※AIFFのMY SPACEはこちら
AIFF






中心人物は2人。

オランダのFUNK/NEW JAZZシーンの中心的存在であり、ザ・ソウル・スナッチャーズのリーダーとしてドラムを叩き、ザ・ジャズインヴェーダーズでプロデューサー/ドラマーとして活躍するフィル・マーティンと、ホーン・アレンジまでをもこなす腕利きミュージシャン、トン・ヴァンダー・コルクの2人。

JAZZやFUNKを奏でるミュージシャンがAFROBEATに影響を受けるってのは珍しい話ではなく、あのMILES DAVISですらFELA KUTIの音楽に注目したらしいです。

このAIFFもその筋を辿っております。

ケヴ・ダージなどの多くのTOP DJが彼らの曲をプレイし、徐々に知名度は広がり、あのポール・ウェラーですら本作に収録の「Akwaada」「Watergirls」(YOU TUBE LINK有り)の虜になったそうだ。


さて、内容。

長い曲編成にコーラス、ブリブリホーンとFUNKっぽい分厚いグルーヴがAFROBEATの大きな特徴になるわけですが、このAIFFはそこにプラスαが組み込まれておりまして、それが面白い。

さりげないREGGAE、DUB効果、RAPです。

ただただFELAのような音を目指すのではなく、FELAが手を着けていない新たな試みってのがこのバンドの熱い部分。

意外にマッチするREGGAEやDUBのアレンジ。

もしかしたらダラダラと不慣れなAFROBEATを聴く事に抵抗がある音楽ファンもいるかもしれないですが、そんなリスナーもアルバム1枚の中で繰り広げられる多国籍音楽を取り入れたアレンジが取っ付きやすくしてくれています。

もちろんRAPもとても自然に溶け込んでいて、カッコ良いし、非常に斬新さを感じる事が出来ます。

基本はAFROBEATなんですが、ちょこちょことこのようなアレンジを使いこなします。

JAZZ/FUNK/HIP HOP/REGGAEなどを自然に取り込んだ音楽はまさにNEO AFROBEAT。

是非とも爆音で、もしくはLIVEを聴いてみたいバンドの一つであります。

FELA KUTIを超えるとか超えないの話ではなく、どう消化したか、それがNEO AFROBEATを楽しむための重要なポイントになるのではないでしょうか?

AFROBEATファンはもちろんJAZZ/FUNKファンやらWORLD MUSICファンにオススメな好盤です。


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※収録曲「Watergirls」(LIVE) @ Big Rivers 2008




※収録曲「Akwaaba」(LIVE)@ Big Rivers 2008





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