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Vida(初回生産限定盤)


『Vida』(初回生産限定盤)

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FUJI ROCKファンの皆様、元気に予習作業に入ってますでしょうか??
初老代表コンペックスは1日に4,5個見たいバンドがあれば満足。
1日に20個も見たいバンドあったらむしろ楽しさが半減しそう。

そんなわけで毎年のように、6,7月はFUJI ROCK参戦アーティストを中心にレビューしますぜ。
読んで損は無し。


という事で今回はAkiko
今となっては日本代表のジャズシンガーです。

上のジャケは2007年4月に出た最新作『Vida』。

「いろいろやりたい年頃なのです」というテーマで今回はJAZZではなくブラジル音楽に挑戦。
「わたしもakikoと同じ年頃なのです」。


FUJI ROCKは初参戦になります。
しかもMoreno-Domenico-Kassin+2とのコラボでの参戦。

これは貴重です。

※Moreno-Domenico-Kassin+2はまた今度

※akikoのオフィシャルHPはこちら

※全曲視聴はこちらのページから(PVも見れます!!)

akiko

2001年6月、アルバム「GIRL TALK」で名門ヴァーヴ・レコードよりデビュー。
同レーベルでは初の日本人女性シンガー。

『ルパン三世』のテーマで有名な大野雄二とのコラボも有名ですね。

『Mood Swings 』『mood indigo』では須永辰緒、『LITTLE MISS & JIVE GOES AROUND THE WORLD!』では 小西康陽をプロデューサーとして迎えています。

出したアルバムは今作で10枚目。
テレビCMで使われてる程、大活躍中であります。

16歳にして大貫憲章のLONDON NIGHTに通いPUNKに染まり、18歳のときにはJAZZに開眼。
しかもJAZZの中でも泥臭いJUMP/JIVEにハマるという渋さ。

JUMP/JIVEがテーマな前作『LITTLE MISS & JIVE GOES AROUND THE WORLD!』もかなりお洒落でKILLERなアルバムですが、今回はブラジルまっしぐら。

大雑把な道筋はおもしろWORLD MUSIC的です。

「PUNK出身のJAZZシンガー」この肩書きで既にヤバいですね。

今回のアルバムではFUJI ROCK'06にも参戦したマルコス・スザーノやアート・リンゼイ、もちろんFUJI ROCK'07で一緒にLIVEするMoreno-Domenico-Kassin(ドメニコ(dr), カシン(ba), モレーノ(vo,g))も参加してます。

レコードショップでこのCDを見た時は結構驚きました。
さらにFUJI ROCKにも参戦というのも驚き。


さて内容。
もちろん聴き所はakikoの直球的で透明的で、なおかつパワーのある声。
個人的にはボーカリストの上手さって重要視しないんですが、akikoの声はとても好き。
聴いてて安心するというか、恋をするというか、とてもそそられるんです。

日本人ばなれしてるとかではないんですが、なかなか他には居ないシンガー。

そんな声にバックがBOSSA、SAMBAです。

これは悪いわけがないですよ。

Antonio Carlos JobimやGilberto Gilなんかのクラシックナンバーも憎いほど違和感なくカッコよくこなしてます。

聞いた事のない人はいないだろうという位の名曲「BRAZIL」も通常のモノとBIG BANDバージョンの2パターンを収録です。

バックバンドの技術は私が聴いた限りではレベルは高いです。

収録曲は12曲。
これらの曲をFUJI ROCKでやるかはわかりませんが、クラシックナンバーのカヴァーをやってくれればとても楽しいLIVEになるのは必至ですね。

カッコイイ女性ボーカル&ブラジル音楽。
これを嫌いと言ったら全てが終わりそう…。

FUJI ROCKベイベーは是非チェックしてみて下さい。

出演は1日目のORANGE COURTです。


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