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Los Hombres Calientes, Vol. 4: Vodou Dance

『Los Hombres Calientes, Vol. 4: Vodou Dance』

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最近、ロッチというお笑いコンビの独特な世界にハマってます。
気になる方はYOU TUBEで是非。
タトゥーのネタがクスッと笑ってしまう・・・。

でもって淡々とレビュー。



今回はNEW ORLEANSのバンドLos Hombres Calientes(ロス・オンブレス・カリエンテス)です。

「JAZZの発祥の土地」と言われるNEW ORLEANS特有の個性派JAZZです。

上のジャケは2003年リリースの4thアルバム『Vol. 4: Vodou Dance』。

※全曲視聴はこちらから


Los Hombres Calientes
名前からしてLATIN系なイメージが浮かびますが活動の拠点はNEW ORLEANES。

実際、彼らが奏でる音楽はアフロキューバンジャズをベースに、NEW ORLEANSのセカンドラインをはじめ、アフロサルサやサンバ、メレンゲやレゲエまで。

あのHerbie Hancock(ハービー・ハンコック)のヘッドハンターズでの活動で知られるベテラン・パーカッショニストBill Summersとニューオーリンズの若手実力派トランペッターIrvin Mayfieldが中心となり1998年に結成。

前作はグラミー賞ベスト・ラテン・ジャズ・アルバムにノミネートされ、Billboard誌の2002年度ベスト・ラテン・ジャズ・アルバムも受賞している実力派です。

「アメリカで生まれたJAZZ」というセリフは無視し、キューバやハイチ、トリニダド・トバゴ まで足を運び、現地でレコーディングした曲を収録する心意気。

現地のミュージシャンを招いてセッション的に作り上げて収録した曲もたくさんあるようです。


では、軽く内容。

基本的には完成度の高いJAZZアルバム。

先にも述べた多彩なジャンルをその曲その曲で挑戦してます。
もはや挑戦ではないかな。

トランペッターIrvin Mayfieldのテクも文句なし。
どこが良いとか、どこがダメとかは一切コメントは不可能。

ビブラートも早吹きも、聴いていてなんの不安要素も感じられない「プロ」なプレイです。

Bill Summersのパーカッションも引き立て役に周ったり、メイン的な目立ち方をしたりでメリハリがあります。
でもまあ、個人的な意見ですがパーカッションってドラムが居てもバンドにあって欲しいですね。
パカポコという軽い感じが結構高揚感に影響してますからね。


個人的に「BOSSA JAZZ」「SAMABA JAZZ」「LATIN JAZZ」とかの「○○JAZZ」ってのが好きで、そういう捕らえ方での彼らの「LATIN JAZZ」は私にとっては100点に近いカッコよさ。

聴いていれば分かりますが、NEW ORLEANSのJAZZ的なラッパ隊がそれぞれ違うフレーズをバラバラに吹くような曲、COOLでJAZZYなLATIN JAZZナンバー、SAMBA調なビートで進む大人チューンなど、JAZZベースなのにいろいろ楽しめるチャレンジ精神満載なアルバムになってます。

1曲目はなんと、後期METERSのメンバーであるCiril Nevilleが参加。

21曲目では「Ghetto Get Up」というREGGAEナンバーを披露してます。
もちろんトランペットとパーカッションばりばり。
ベタな感じじゃなく、斬新なCOOLで大人なREGGAE。

23曲目ではMITCHの十八番、古いゴスペルナンバー「I'll Fly Away」をボーカルセッションとして収録で、ここにもCiril Nevilleが参加。

そう、収録トラックはその辺のJAZZアルバムに比べればかなり多いです。
なんと全部で27曲。

まあ、全部が全部本気ナンバーではなく、お試しセッションの数十秒や、ボーカルセッション数十秒ってのがところどころに挟まれますが。

それを含め、結構長く楽しめるアルバムです。

JAZZを特別好きじゃないという方にこそ聴いて欲しい好盤です。




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※このアルバムの1曲目に収録の「Voodoo Hodou Babalu」(LIVE)





※このアルバムの3曲目に収録の「Latin Tinge」(LIVE)




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