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『From Heaven into Hell』
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『Salud!!』の選曲が決定しました。
すげー悩んだ。
悩んで悩んで悩んだ末、レコードは使わず全部CDでかける事にしました。
予告通りにPOPでキャッチーで踊れる大人系KILLER TUNEを「おもしろWORLD MUSIC」的な選曲で固めました。
流れを確かめるために自分で何度も聴いてたら飽きてきてしまった…。
※『Salud!!』の詳細はこちら
でもって淡々とレビュー。
POGUESなどのヨーロッパ系生音ごった煮PUNKファン、RUSTICファンは必聴盤。
ドイツのREVELLING CROOKSという8人組。
上のジャケは2004年リリースの『From Heaven into Hell』というアルバム。
何枚目のアルバムなのかは不明ですが、これよりも昔に出したアルバムも持ってますの
活動は90年代からという事で結構なベテランバンド。
結成当初はロカビリーっぽいバンドだったらしいのですが、メンバーを増やしながらより田舎っぽくTRAD重視なスタイルに変わっていったんだそうです。
裏ジャケにも「ROOTS MUSIC FROM EASTERN EUROPE」という言葉や「SKA」「PUNK」「ROCK」などの言葉が並んでいます。
ドキドキ感満点です。
※REVELLING CROOKSのオフィシャルHPはこちら（「audio」というカテゴリーで視聴可能）
※全曲視聴はこちらから
さてこのバンド、実は単独音源で初めて聴いたのではなくRUSTICファンに愛されるOne Million Dollar Recordsのコンピシリーズ『IT CAME FROM FROM THE BARN』の第4弾に収録されてるので初めて知ったバンド。
GREENLAND WHALEFISHERSやWHISKEY PRIESTSも入っているRUSTICファン必聴コンピ。
※『IT CAME FROM FROM THE BARN VOL.�検戮砲弔い討呂海舛�
バンジョー、マンドリン、アコーディオン、バイオリン、ウッドベースなどの極めてOLD STYLEな楽器編成。
本国ドイツの伝統音楽のカヴァーや東ヨーロッパ独特のTRAD MUSICをPUNKなノリで演奏してます。
全曲どこか悲しいメロディーはロシア民謡を思わせますし、1曲を複数のTRAD SONGを数曲繋げるやり方はTRAD BANDでは一般的ですし、FLOGGING MOLLYもTHE REAL McKENZIESもみんな使ってるやり方ですね。
ROOTS MUSICからの影響がリアルで出ている証というわけです。
SKAやPOLKAを感じさせる踊れるリズムをアコースティック楽器で奏でるセンスは個人的にばりばりツボに入ります。
田舎臭いPUNKという点ではPOGUESに通ずるものがあります。
ポロポロとなり続けるバンジョーやバイオリンという事でDEXIELAND JAZZやCOUNTRY MUSICファンも楽しめるKILLERなアルバム。
全17曲というボリュームも嬉しいですね。
NOエレキギターな田舎PUNK。
このジャンルにはおもしろいバンドがたくさんいますね。
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