『The Best of De Danann』
このバンドもまたCELT MUSICを語る上では外せないバンドです。
DeDanann(デ・ダナン)です。
1974年結成のバンドで10枚以上のアルバムを出しています。
その昔、日本ではIRISH MUSICの音源はその美しさが原因なのかそれとも無名すぎるジャンルを広げるためなのかクラシック音楽として流通していたそうです。
実際この『The Best of De Danann』で聴ける音楽は明らかにクラシックに通じる「美しさ」があります。
ドロレス・ケーンやメアリー・ブラックなどの大物シンガーが在籍していたバンドで演奏もさることながら美しい女性ボーカルも味わえます。
このBESTではメアリー・ブラックは入ってませんが…。
1987年に出たアルバムで、REELやJIGなどのダンスナンバーはそれほどハイテンションではあませんが確実に踊れる美しいIRISHサウンドにはうっとりしてしまいます。
ボーカルの入ったスローナンバーも伝統音楽の匂いをプンプン匂わせます。
ドラムとかディストーションギターってのがいないため楽器一つ一つの音がバンドとしての音を作り上げて行く上で重要な役割を果たしてます。
日本にも来日した事もあるらしくガイド本などを見るとかなりパワフルで盛り上げるLIVEを披露したようですね。
70年代後半から80年代の曲のBESTで、このくらいの古さのROCKなどの音楽を見ると音的にはもっと古めかしさがあってもおかしくないとは思うんですが、伝統音楽だけに古さというものはあまり感じられません。
アコーディオン、バウロン、フィドル、ブズーキ、ホイッスル等のスタンダードな楽器編成で奏でる本物のIRISHを味わいたい方には是非お勧めです。
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